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七夕とは?簡単に子どもにもわかりやすく由来や歴史を解説

七夕 とは
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夏の風物詩といえば七夕ですが、由来や歴史など、知らないことは意外と多いもの。

なぜ、短冊に願いを書くようになったのでしょう?

また、七夕に食べると縁起のいい食べ物はなにか、ご存じですか?

そこでこの記事では

  • 七夕の由来や歴史
  • 七夕で短冊に願い事をする理由
  • 七夕と言えば?縁起のいい食べ物

以上についてご紹介していきます。

ぜひ最後まで読んでください。

七夕とは?由来や歴史を簡単に解説

 

ひな祭りや子どもの日などに並ぶ、五節句のひとつが「たなばた」です。

たなばたは「七夕」と書きますが、ではどうしてそう書くようになったのでしょうか?

元々は、「七夕(しちせき)」という中国の伝承が由来

そして日本では、祖先の霊を祀るため先祖に布を捧げる風習があり、その布を織った女性の事を「棚機つ女(たなばたつめ)」と呼んでいました。

これらが結びつき、たなばた=七夕となった、と言われています。

また、七夕というと織姫と彦星です。

織姫と彦星、結婚してからというものお互いに夢中になりすぎ、仕事を怠けるようになってしまいます。

怒った織姫の父、天帝は2人を引き離しました。

しかし悲しみに暮れる織姫を見かね、天帝は7月7日にだけ、2人が会うことを許したのです。

織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルがその姿だと今に残っています。

七夕の夜、天の川にカササギが橋を架け、二人を引き合わせるそうですよ。

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七夕の風習が庶民に広まったのは、江戸時代に入ってからのこと。

江戸時代の寺子屋の影響や、幕府が五節句を制定したことから、七夕が全国へ広まっていったと言われています。

七夕飾りも、はじめは笹に五色の糸をたらすものでしたが、徐々に吹き流しや短冊を飾るようになりました。

現代ではその他にも多種多様な飾りが見られるようになっています。

七夕で短冊に願い事をするのはなぜ?

なぜ七夕には笹に短冊を吊るし、願い事をするのでしょうか?

この風習もまた、元は中国からの伝承が由来と言われています。

7月7日、庭先に祭壇を作り、針や五色の糸を供えて裁縫の上達を願ったそう。

それが発展していき、願いごとに書道の上達なども加わり、習い事全般の上達を祈願する行事へと変わっていきました。

これが日本に伝わったのが、奈良〜平安時代。

当時はお供えをして、里芋の葉にたまった夜露を集め、墨をすり、和紙の代用とされていた梶の葉に和歌を書いたりしていたそうです。

この風習は主に貴族たちの間に広まり、日本でもまた習い事の上達を願う宮中行事となっていきました。

そして願い事もまた、後世へと伝わっていく過程で、芸事の上達だけでなく様々な想いを星に祈るようになったのです。

ちなみに、なぜ里芋の葉かというと、里芋の葉に溜まった夜露が天の川の雫に例えられていたから。

現代的に言えば、とても「ロマンティック」な風習ですね。

七夕で食べる縁起のいい食べ物は?

 

ひなあられやかしわもちのように、七夕に食べると縁起のいい食べ物などはあるのでしょうか?

パッと思い浮かばない方も多いかと思いますが、実は七夕にちなんだ食べ物はいくつもあるのです。

索餅とかりんとう

中国で昔から七夕に食べられていたのは「索餅」(さくへい・さくべい)と呼ばれる物です。

小麦粉や餅粉をひねり油で揚げたお菓子で、日本にも奈良〜平安時代に日本へ伝わりました。

現代で言うとかりんとうやチュロスの製法に近く、現在も奈良県を中心とした各地で、上新粉を用いた「しんこ菓子」に姿を変え、親しまれています

7月7日はそうめんの日?

 

7月7日、実は七夕だけでなく「そうめんの日」でもあります。

索餅が、時を経て徐々に変化していったのがそうめん。

七夕とそうめんは切っても切り離せないものとして、江戸時代には七夕の食べ物として既に広まっていました。

入手が容易であったことも、庶民から将軍まで身分の差なく手軽に食べられてきた理由のひとつでしょう。

代々の将軍の祝膳にも七夕にはそうめんが出され、また庶民の間でも贈答品として定番の喜ばれる一品でした。

まとめ

「ささの葉さらさら〜♪」とは、皆様も一度は歌ったことのある童謡ではないでしょうか?

誰もが親しむ七夕の風習ではありますが、いざ問われてみるとなんでだっけ?なんて思うことは多いものです。

大人になった今、あなたが短冊に書きたい願いはなんでしょうか?

今宵は星空を見上げながら、織姫と彦星にかける願い事を考えてみるのもいいかもしれませんね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。