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天幕のジャードゥーガルの元ネタは何?史実とネタバレあらすじ

天幕のジャードゥーガル 元ネタ
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このマンガがすごい!2023のオンナ編第1位に輝いた「天幕のジャードゥーガル」。

なんと漫画大賞2023にもノミネートされています!

主人公は、モンゴル帝国で「魔女」と呼ばれた実在の人物がモデルのこの作品。

歴史好きも必見の「天幕のジャードゥーガル」がどこで読めるのか調べてみました!

もっと作品を楽しめるよう、史実についても解説していきますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

天幕のジャードゥーガルの元ネタは何?

天幕のジャードゥーガルの元ネタは、13世紀半ばのモンゴル帝国です。

主人公シタラが復讐のために名前を借りた「ファーティマ」。

「ファーティマ・ハトゥン」とは、13世紀半ばのモンゴル帝国に実在した人物です。

ファーティマ・ハトゥンはその狡猾さを武器に、捕虜の身から皇后の側近にまで取り立てられ、政権の片翼を担うまでに成り上がりました。

しかし、皇后の失脚後、邪魔者となった彼女は「呪術を用いてモンゴル帝国を混乱させた」として事実無根の罪を被せられ、凄惨な最期を迎えました。

可愛い絵柄とは裏腹に、なかなかハードな歴史が元になった作品のようです。

本作品「天幕のジャードゥーガル」のファーティマは、どんな人生を歩んでいくのでしょうか。

天幕のジャードゥーガルネタバレあらすじ!史実と違う?


舞台は13世紀・イラン東部の都市トゥース。奴隷の売買が当たり前にされていた時代。

新しい奴隷を探していた未亡人の「ファーティマ」。めぼしい奴隷には高値がついている。

普段ならお断りだが…と前置きした奴隷商人は、条件付きで奴隷を半値にしてもよいという。商人が呼びつけたのは、笑った顔がなんとも愛らしい少女「シタラ」。

「この少女を預かって、教養を身につけさせてほしい」

この容姿に知性が備われば、高貴な方の側仕えとして更に高値がつくだろう。

ファーティマを学者の一族と見込んでの取引であった。

そう持ちかけられたファーティマは、シタラを連れ帰る。しかし、当の本人はニコニコしているだけで学ぶ意欲が一向にない。

「賢くなんてなりたくない。高値がついたらもっと遠くに売られちゃう」

そういって泣くシタラに、屋敷のひとり息子・ムハンマドは「賢くなれば、どんなに困ったことが起きたって、何をすれば一番いいかわかる。それは絶対に悪いことじゃない」と諭した。

それを機に、シタラは勉学に勤しむようになる。やがて、ムハンマドは学問を究めるために旅立っていった。

時は流れ8年後、ファーティマ奥様に仕えているシタラ。ムハンマドからの手紙を読んで聞かせるのが大事な役目だ。

そんなある日、街の軍隊が遊牧民に敗れたという報せが入る。

戦が珍しくなかった時代、みんなが気楽に構えていた。一応は略奪に備え、食料や貴重品、亡夫が遺した大切な本とともに地下室に隠れるファーティマ奥様とシタラ。

他の屋敷のものは山へと逃げることとなった。3日後に扉を開けますから、と残して。

2人きりで過ごすうちに、ファーティマ奥様から「ムハンマドをそばで支えてほしい」と乞われ、喜ぶシタラ。ここから出たら、そんな素敵な日常が続いていくのだ。

しかし、次に地下室の扉を開いたのは遊牧の民だった。

彼らは、一冊の本を探し求めてここまできた。ファーティマ奥様の大切な本を奪われ、思わず声を上げるシタラ。

無慈悲に斬り捨てられようとしたその時、シタラを庇ったのは主人であるはずのファーティマ奥様だった。「私の娘に触らないで」と言い残し、絶命する。

茫然自失のうち、追い立てられて屋敷の外に出ると、慣れ親しんだトゥースの街は見る影もなく破壊しつくされていた。

男は皆殺しにされ、やっとの思いで再会できた者たちもみんな目の前で死んでいった。

絶望の日々の中、心の拠りどころはムハンマドだけ。

彼だけは、遠い街で生きている。いつかきっと会える。

しかし、連行された集落で、ムハンマドが暮らしていた街の生き残りだという捕虜に出会う。

トゥースが襲われる以前、ムハンマドの街にも同じ悲劇が襲っていたのだ。

今度こそ生きる気力を失ったシタラ。そんな彼女に、モンゴル帝国で出世を目論む少年が、王族の教育係にならないかと話を持ちかける。

王族に取り入ることができれば、あの本、『原論』を取り返せるかもしれない…。シタラの瞳に光が宿る。

王族の前に跪いた彼女は、自らを「学者の娘・ファーティマ」と名乗る。「シタラ」の名前は、奴隷の身分を隠すために捨てた。

あの家で過ごした日々が、私を賢くしてくれた。賢さは、困ったときに何をすれば1番いいのか教えてくれる。

奥様が大切にしていたあの本だけは、何としても取り返すのだ。あの家で学んだ知識は、このためにあったのだ。

命を賭して助けてくれたファーティマ奥様。あなたの大切なものを奪い返すその日まで、私は奥様の奴隷です――。

なかなか衝撃的な始まり方をするこの作品「天幕のジャードゥーガル」。

ちょっとレトロ可愛い絵柄に救われてはいますが、物語は残酷の一言につきます。

歴史ではよくある話なのかもしれませんが…。

一目見るとわかるのですが、主人公のシタラが本当に可愛いんです!こんなに可愛い子がどうしてこんな目に…と思いつつも、読み進めずにはいられない。

かなり歴史に忠実に描かれていますが、「ファーティマ」の名は忠誠の証、という脚色もエモい。

ここから歴史と同じ道を歩むのか、はたまたフィクションとしての結末を迎えるのか…。今後の展開から目が離せません!

天幕のジャードゥーガルを無料で読めるサイトはどこ?

「天幕のジャードゥーガル」は秋田書店のweb漫画サイト「Souffle(スーフル)」にて連載中!毎月25日に最新作が読めます♪

ただし、無料公開されているのは1~5話と最新の3話のみです。

それ以外が読みたい人は、以下のサイトで読めます!

  • Kindle
  • コミックシーモア
  • Amebaマンガ
  • ピッコマ
  • ゼブラック

などなど、たくさんのアプリで電子書籍が販売されています。

全話通して読みたい!というかたはそちらもチェックしてみてください!

まとめ

マンガ大賞2023にノミネートされている「天幕のジャードゥーガル」。

史実を忠実に再現しつつ、ドラマティックなアレンジが加えられた、歴史好きもマンガ好きも満足させられる作品だと思います。

どうか、本作のファーティマが幸せになれますように!

歴史を知ると、なおさら物語の続きが気になりますね♪

「天幕のジャードゥーガル」今後もお楽しみに!

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