こどもの日に、菖蒲を頭に巻くことがあると聞いて、不思議に思っていませんか?

そこでこの記事では、

  • なぜ菖蒲を頭に巻くのか?
  • 地域性があるのは本当?どこの地域?
  • 菖蒲の結び方

などについて、わかりやすくご紹介します!

ちなみに「菖蒲買って菖蒲湯作るの面倒だな〜」という方には、お手軽に菖蒲湯を味わえる入浴剤がおすすめですよ♪

毎年5月5日のこどもの日、菖蒲湯をしようと考えている方はぜひ参考にしてください。

こどもの日菖蒲湯で菖蒲を頭に巻くのはなぜ?

みなさん、菖蒲を頭に巻く理由はご存知ですか?これにはしっかり理由があります。

菖蒲は昔から邪気祓いとして使われてきました。

そのため頭に巻くと賢い子に育つという願掛けとして伝わっている地域があります。

だから今でも賢い子に育つようにと願いを込めて菖蒲を頭に巻くのですね。

ちなみに、地域や家庭によっては体に菖蒲を当てて健康を願うこともあるようです。

菖蒲湯をするときには「健康で賢い子に育つように」と願いを込めて、無理のない範囲で楽しむと良いでしょう。

菖蒲を頭に巻くのは地域性あり?具体的にどこの地域?

菖蒲を頭に巻くのは全国的な風習ではなく、地域性があります。

実はこれを書いている私も、菖蒲湯では菖蒲を頭に巻くこと、今まで知りませんでした・・・

具体的にどこの地域なのか調べてみましたが、愛知や長崎などに菖蒲を頭に巻く風習が残っているそうです。

また、実際に子どもの頃に菖蒲を頭に巻いた経験があるかというアンケートでは、熊本県・大分県・宮城県の気仙沼でも同様の風習が確認できたという情報もあります。

ただ、これらの地域でも「そんな風習聞いたことがない!」という方もいるようなので、

〇〇県では菖蒲を頭に巻く風習があります!ということではなく、家庭や地区単位で受け継がれてきた限定的な風習のようですね。

菖蒲を頭に巻く結び方

では実際に菖蒲を頭に巻く時の結び方は?

結び方にこれといって決まりはありません。

湯船に浮かべた菖蒲の中から、長さが長めの葉を1本選んでハチマキのように巻くのが一般的です。

そのままの菖蒲を使うより、お湯に浸けて葉を柔らかくしてからの方が結びやすく、肌への刺激も少ないのでおすすめです。

菖蒲の湯の由来

菖蒲の湯の由来は古代中国まで遡ります。

古代中国では5月は病気や厄災が増える「忌み月」とされており、菖蒲やヨモギはその強い香りで病気や厄災、穢れを祓う薬草と考えられていました。

そのため、菖蒲やヨモギを使用した邪気祓いの風習があったのです。

菖蒲特有のさわやかな香りには、リラックスした気分を演出してくれる成分が含まれているとされ、現在でも入浴のお供として親しまれている理由のひとつと考えられます。

また、5月5日には浴蘭節という風習もありました。これは蘭を入れたお湯に浸かり、邪気を祓うという風習です。

これらの風習が合わさって日本に伝わり、日本で比較的手に入りやすい菖蒲を使った湯が定着したと言われています。

菖蒲の湯が日本に伝わったのは平安時代。

宮中行事としても行われ、江戸時代には「勝負」や「尚武」にかけて男の子が強く逞しく成長するよう願いを込めて菖蒲湯に入っていたそうです。

その風習は厄除けや健康を祈る行事として現在まで受け継がれ、5月5日のこどもの日には菖蒲の湯に入るわけですね!

菖蒲湯の作り方

まずは肝心な菖蒲の準備から始めましょう!

そもそも菖蒲ってどこで買えるの?と思う方いらっしゃいませんか?

菖蒲は5月5日が近づくと、お花屋さんやスーパーの売り場に並ぶのです。

当日ご準備される方は早めに買いに行くことをおすすめします。

浴槽の広さにもよりますが、10本程度を目安にご用意ください。

香りを楽しみたい方はお好みで増やしても良いそうです。

ここで菖蒲を買うときに注意してほしいこともあわせてお伝えしますね!

菖蒲湯に使う菖蒲は葉菖蒲と呼ばれるサトイモ科の植物。

花菖蒲(アヤメ科)とは別物です。

購入の際には要注意です!

さて菖蒲が準備できたら、いよいよ作り方です。

最近では根や茎を切り落とした状態で売られていることが多いのですが、香りのもとになる精油成分は、葉だけでなく根や茎にも含まれるとされています。

もしついていたら「根」も切り落とさず、そのまま使います。

菖蒲湯の作り方は2つあります。それぞれご紹介します。

菖蒲をそのまま入れる

① まずは菖蒲をきれいに洗います。

② 菖蒲を空の浴槽に入れます。輪ゴム等で束ねておくと後片付けが楽ちん♪

③ 少し熱めの温度設定にしたお湯を入れて完成!

菖蒲を刻んで入れる

① 菖蒲をきれいに洗います。

② 菖蒲を細かく刻んで布の袋やお茶パック、だしパックに入れる。

③ 菖蒲を入れた袋を洗面器に入れ、熱めのお湯を注ぎ10分〜15分ほど置きます。やけどに注意してください。

④ ③を湯船に入れて完成!

入浴剤でもOK?

菖蒲が手に入らなかった場合や手軽に菖蒲の湯を楽しみたい場合は入浴剤もOKです!

菖蒲の香りだけでなく、菖蒲の成分を配合した入浴剤も売られているので、肌に合うか心配だからお試しでやってみたいという方にもおすすめです。

本物の菖蒲を使うのって準備や後片付けがちょっと面倒・・・なんて思う私のようなずぼらさんもいるはず。

そんな方もご安心ください!

入浴剤なら、お湯にパッと入れるだけ!

手間もかからず気軽に菖蒲湯気分を楽しめちゃいます♪

赤ちゃんも入っていいの?

赤ちゃんの場合は、肌が敏感なので慎重に考えましょう。

以下の4点には注意が必要です。

  1. 月齢が低い赤ちゃんは無理に入れない。
  2. かぶれなど肌トラブルがある場合は入浴を避ける。
  3. 長風呂はしない。
  4. 心配な場合はかかりつけ医に相談する。

赤ちゃんの肌は皮膚が薄く、思っている以上に敏感です。

入浴中は赤ちゃんの様子をよく見て、赤みやかゆみが出た場合はすぐに洗い流してくださいね。

まとめ

ここまでこどもの日の菖蒲湯について解説してきましたが、簡単にポイントをまとめていきましょう。

  • 菖蒲を頭に巻くのは「健康で賢く育つように」という願いが込められている。
  • 菖蒲を頭に巻く風習には地域性があり、愛知・長崎・熊本・大分・宮城県気仙沼などで語られることがある。
  • 菖蒲の結び方はハチマキのように。
  • 菖蒲湯は古代中国から伝わったもの。
  • 菖蒲成分の入った入浴剤なら手軽に楽しめる。
  • 赤ちゃんは肌の様子を見ながら慎重に。心配なら医師に相談する。

子どものうちにいろいろなことを経験するのは素敵なことですよね♪

菖蒲湯、私は入ったことがないので調べながら羨ましいな、なんて思いました。

来年の5月5日こどもの日は菖蒲湯で温まってみてくださいね♪

▼こちらの記事もどうぞ▼
菖蒲湯やよもぎを屋根に飾るのはなぜ?こどもの日にすることを解説