年賀状じまいの伝え方と時期は?友達・親戚・職場別の文例と辞退への返信例【2027年】
「そろそろ年賀状、やめたいな…」と思うこと、ありませんか?
毎年12月になると、住所録を見直して、一枚ずつひと言を考えて、投函して。
遠くに住む友人や親戚の近況がわかる大切なやりとりではあるけれど、負担に感じる年もありますよね。
でも「失礼に思われないかな」「関係がぎくしゃくしたらどうしよう」と、なかなか踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
年賀状じまい(年賀状辞退)は、時期と伝え方をおさえて丁寧に伝えれば、マナー違反ではありません。
そこでこの記事では、
- 2027年用の年賀はがき事情:発行枚数・料金・元日に届く投函の目安
- やめても大丈夫?チェック:迷っている人向けの確認リスト
- 伝える時期と方法:最後の年賀状・挨拶状・寒中見舞い・LINE
- 相手別の早見表と文例:友達・ママ友・親戚・目上・職場・年賀状だけの付き合い
- 受け取ったときの返し方:返信するか・翌年どうするか
についてお伝えします!
先に、いちばん短い文例を置いておきますね。
今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします
最後の年賀状の新年の挨拶のあとに、この2行を添えるだけでも気持ちは伝わりますよ。
2027年のお正月に向けて準備したい方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
年賀状じまいは失礼?2027年用の年賀はがき事情
まずは「年賀状をやめる人って実際に多いの?」という疑問から見ていきましょう。
結論からいうと、年賀状のやりとりは年々減っていて、年賀状じまいは珍しいことではなくなっています。
日本郵便が2026年8月に発表した2027年用の年賀はがきは、発行枚数が前の年より大きく減りました。
一方で、元日に届けるための投函の目安が遅めに変わるなど、年賀状を出す人向けの工夫も始まっています。
年賀状じまいをする人も、最後の一枚を出す人も知っておきたい数字なので、先にまとめておきますね。
2027年用の年賀はがきは約5億5,600万枚(16年連続の減少)
共同通信の報道によると、2027年用の年賀はがきの当初発行枚数は約5億5,600万枚です。
前年比25.7%の減少で、減るのは16年連続となりました。
2026年用は約7億4,841万枚だったので、1年で約2億枚少なくなった計算です。
ピークだった2004年用は約44億枚だったので、今は当時の8分の1ほどまで減っています。
2027年用の基本情報を表にまとめました。
| 当初発行枚数 | 約5億5,600万枚(前年比25.7%減) |
|---|---|
| 販売期間 | 2026年11月2日(月)〜2027年1月15日(金) |
| 料金(無地) | 1枚85円(前年と同じ) |
| 年賀状の受付開始 | 2026年12月20日(日)から。これより前に出すと普通の郵便として年内に届く |
| 元日に届く投函の目安 | 12月27日ごろまで(前年の25日から2日繰り下げ) |
※日本郵便のプレスリリース(2026年8月31日)と報道、日本郵便の年賀状印刷サイトで2026年9月時点に確認した内容です。
最新の情報は、郵便局や日本郵便の公式サイトで確認してくださいね。
ちなみに、年賀状じまいの挨拶状に使うことが多い通常はがき(私製はがきを含む)の料金も、日本郵便の案内では全国一律85円です。
丁寧に伝えればマナー違反ではない
「年賀状をやめるなんて、失礼じゃないの?」と心配になりますよね。
でも、年賀状はもともと、お互いの近況を知らせ合って気持ちを伝えるためのものです。
どちらかが負担に感じたまま続けていたら、本来の目的から外れてしまいますよね。
大事なのは、「これまでの感謝」と「これからもよろしく」を、きちんと言葉にして伝えることです。
この2つが伝われば、「縁を切られた」と受け取られることはぐっと減らせます。
年賀状を続けることではなく、いい関係を続けることが本当の目的ですよね。
その目的さえ果たせれば、手段は年賀状でなくても大丈夫です。
なお、身内に不幸があった年に新年の挨拶を控えるのは「喪中はがき」で、年賀状じまいとは別のものです。
喪中はがきに年賀状じまいのひと言を添える方法もあるので、後半の文例で紹介しますね。
【チェック】年賀状をやめても大丈夫?迷っている人の確認リスト
年賀状じまいは、一度伝えると「やっぱり来年も出します」とは言い出しにくいものです。
日本郵便の年賀状印刷サイトでも、年賀状じまいの後悔として「年に一度だけの連絡だった相手とつながりが切れる」「結婚や出産、転居などの大事な知らせに気づけなくなる」といった例が紹介されています。
だからこそ、決める前に一度立ち止まって確認しておくと安心です。
次の項目に当てはまるものがないか、チェックしてみてくださいね。
- 年賀状以外の連絡先を知っているか:LINE・メール・電話番号のどれもわからない相手は、年賀状が唯一の窓口になっている
- 年賀状を楽しみにしている高齢の方はいないか:スマホを使わない祖父母世代・恩師には、はがきを続けたほうがいい場合も
- 夫婦連名で出している相手はいるか:夫側の親戚・職場関係は、自分だけで決めずにパートナーと相談を
- 職場や取引先に年賀状の慣習があるか:会社として年賀状をやめている職場なら、個人としても伝えやすい
- 全員やめるか、一部だけ残すか:親しい人だけ続けて、それ以外は辞退する形もあり
当てはまる項目が多いほど、全員一斉にやめるより「残す相手を決めてから、それ以外に伝える」ほうが後悔しにくくなります。
逆に、どの相手とも年賀状以外の連絡手段があって、負担のほうが大きいと感じるなら、今年を区切りにしても大丈夫です。
迷ったら「高齢の親戚と恩師には続ける」「それ以外はLINEに切り替える」のように、相手ごとに分けて考えてみてくださいね。
年賀状じまいを伝える時期と方法は4つ
年賀状じまいは、伝えるタイミングがとても大切です。
時期を間違えると、相手にすでに年賀状を用意させてしまうこともありますよね。
伝え方は大きく分けて、「最後の年賀状に書き添える」「年賀状シーズン前に挨拶状を出す」「寒中見舞いで伝える」「LINEやメールで伝える」の4つです。
それぞれの時期と向いているケースを整理しておきますね。
最後の年賀状に書き添える(いちばん一般的)
いちばん自然なのは、今年出す年賀状に「来年からはご挨拶を控えます」と書き添える方法です。
いつもどおり新年の挨拶をしたうえで伝えるので、「最後まで丁寧に対応してくれた」と受け取ってもらいやすいんです。
お正月の松の内(一般的に1月7日まで)に届くので、相手も落ち着いて読めますよね。
2027年のお正月なら、日本郵便の発表では元日に届けたい場合の投函目安は12月27日ごろまでです(2026年8月発表時点)。
年賀状として受け付けてもらえるのは12月20日(日)からです。
最後の年賀状は12月20日〜27日の間に投函しましょう。
早めに出そうとして12月19日以前に投函すると、「来年から控えます」という年賀状が年内に届いてしまうので気をつけてくださいね。
年賀状を出す前に挨拶状で伝える(11月〜12月上旬)
この方法で伝えた場合は、次のお正月(2027年)の年賀状から出さないことになります。
今年の年賀状から出さないと決めた場合は、相手が年賀状の準備を始める前に伝える方法があります。
日本郵便の年賀状印刷サイトでは、11月から12月上旬までに届くように挨拶状を出すのが理想とされています。
相手が住所録を整理する前に届くので、「今年はこの人には出さなくていいんだな」と自然に気づいてもらえますよね。
ただ、「このはがきが出せるなら、年賀状も出せるのでは?」と感じる方がいるのも事実です。
とくに親戚や目上の方には、最後の年賀状で伝えるほうがやわらかく受け取ってもらえることも多いですよ。
挨拶状で伝えるなら、次のような文面が使いやすいです。
さて 誠に勝手ながら 次のお正月から皆さまへの年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました
これまでのご厚情に心より感謝申し上げます
今後とも変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます
寒中見舞いで伝える(1月8日〜2月3日ごろ)
「年賀状を出しそびれた」「もらった年賀状へのお返しとして伝えたい」という場合は、寒中見舞いが使えます。
寒中見舞いは、松の内が明けてから立春(例年2月4日ごろ)の前日までに出す季節の挨拶状です。
カメラのキタムラの年賀状サイトでは、1月8日〜2月3日ごろまでに届くように出すのが目安とされています。
地域によっては松の内を1月15日までとするところもあるので、相手の住む地域に合わせてくださいね。
寒中見舞いでは「謹賀新年」などの新年の挨拶の言葉は使わず、「寒中お見舞い申し上げます」から書き始めます。
年賀状じまいの話をメインにせず、寒中見舞いの挨拶と近況を中心にして、最後に簡単に触れるくらいがちょうどいいですよ。
LINE・メールで伝える(親しい相手)
普段からLINEやメールでやりとりしている友達なら、メッセージで伝えても失礼にはあたりません。
葬祭会社のくらしの友のコラムでも、普段から連絡を取っている友達には手軽な方法として紹介されています。
ただし、スタンプだけで済ませたりせず、感謝の言葉を添えてくださいね。
目上の方や、普段あまり連絡を取らない方には、はがきで伝えるほうが丁寧な印象になります。
枚数が多いときは挨拶状の印刷も便利
年賀状じまいのはがきを一枚ずつ手書きするのは、枚数が多いと大変ですよね。
年賀状じまい用の挨拶状を名入れ印刷で頼めるサービスなら、文面とデザインを選ぶだけで準備できます。
最後の年賀状としても寒中見舞いとしても使える文面を選べるタイプなら、出す時期を決めきれていない方にも使いやすいですよ。
手書きのひと言を添えるスペースがあると、印刷でも温かみが出せます。
文面とデザインを選べる挨拶状は、こちらから詳細をチェックしてみてくださいね。
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相手別|年賀状じまいの伝え方早見表
「この人にはどの方法で伝えればいいの?」と迷ったときのために、相手別の早見表を作りました。
あくまで一般的な目安ですが、相手との距離感で選ぶと失敗しにくくなります。
ポイントは、距離が近い相手ほど気軽な手段でOK、目上・ビジネスほどはがきで丁寧にという考え方です。
| 相手 | おすすめの伝え方 | ひと言のポイント |
|---|---|---|
| 親しい友達 | 最後の年賀状・LINE | これからの連絡先(LINEなど)を書く |
| ママ友 | 最後の年賀状・LINE | 「皆さまに」と全員に伝えていることを示す |
| 親戚 | 最後の年賀状 | 夫側はパートナーと相談してから |
| 目上の方・恩師 | 最後の年賀状・挨拶状 | 敬語で。退職などの節目を理由に |
| 職場・取引先 | 最後の年賀状・挨拶状 | 会社の方針なら「弊社の方針により」 |
| 年賀状だけの付き合い | 最後の年賀状・寒中見舞い | 長年のお礼と相手の健康を祈る言葉 |
表のどの方法でも、「感謝」と「これからもよろしく」の2つは必ず入れてくださいね。
具体的な文面は、次の章でそのまま使える形で紹介します。
年賀状じまいの文例(相手別)
ここからは、相手別の文例を紹介します。
「◯◯」の部分は相手の名前や自分の状況に合わせて書き換えてくださいね。
年賀状に書き添える場合は、「あけましておめでとうございます」などの新年の挨拶のあとに続けます。
ここでの文例は、主に最後の年賀状に書き添える場合を想定しています。
11〜12月の挨拶状で伝えるなら、「来年から」を「次のお正月から」に書き換えると伝わりやすいですよ。
どの文例にも、「皆さまに」「どなた様にも」と、全員に伝えていることがわかる言葉を入れているのがポイントです。
「自分だけ切られたのかな」という誤解を防げますよ。
友達・親しい人への文例
親しい友達には、かしこまりすぎない文章のほうが自然ですよね。
これからの連絡手段を具体的に書いておくと、「縁が切れるわけじゃない」とすぐ伝わります。
文例1:カジュアルな表現
いつも素敵な年賀状をありがとう。
実は次のお正月から、皆さんへの年賀状を控えることにしました。
これからも変わらず仲良くしてね。
近況はLINEで送るので、また会っておしゃべりしましょう。
文例2:温かみのある表現
毎年心のこもった年賀状を、本当にうれしく拝見していました。
誠に勝手ながら、来年よりどなた様にも年賀状をお送りしないことにいたしました。
これまでと変わらぬお付き合いをいただけるとうれしいです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
友達への文例では、「これからも連絡を取り合いたい」という気持ちを前に出すのがコツですよ。
ママ友への文例
ママ友は、子ども同士のつながりがあるぶん、ちょっと気を遣う相手ですよね。
クラス替えや卒園・卒業などで会う機会が減る前に、LINEでつながっておくと安心です。
子ども同士の年賀状のやりとりは別に続けてもいいので、そのことに触れておくと角が立ちません。
文例:ママ友への表現
いつも◯◯(子どもの名前)と仲良くしてくれてありがとう。
家族で相談して、来年から皆さまへの年賀状は控えさせてもらうことにしました。
子どもたちが年賀状を出し合いたいときは、ぜひ続けさせてくださいね。
これからもLINEで、どうぞよろしくお願いします。
LINEで伝える場合も、文面はこのままで使えます。
グループLINEではなく、一人ずつ個別に送るほうが丁寧ですよ。
親戚への文例
親戚への年賀状じまいは、とくに年配の方には丁寧な説明が必要ですよね。
夫婦連名で出している場合、夫側の親戚にはパートナーから伝えてもらうほうがスムーズなこともあります。
文例:丁寧で敬意を示す表現
いつも温かいお言葉を添えた年賀状をいただき、心より感謝しております。
私事で恐縮ですが、年末の慌ただしさの中で、心を込めた年賀状をお送りすることが難しくなってまいりました。
誠に勝手ながら、これを機に皆さまへの年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
これまでと変わらぬお付き合いを、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りしております。
親戚への文例では、「家族としてのつながりは変わらない」という気持ちを込めるといいですよ。
目上の方・恩師への文例
上司や恩師など目上の方には、敬意を示す言葉づかいが欠かせません。
東京電力エナジーパートナーのくらしのコラムでも、定年退職を機にした文例が紹介されています。
文例:目上の方への表現
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
私事ではございますが、このたびの退職を機に、どなた様にも年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
長年にわたるご厚情に、心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
退職のような節目がない場合は、「年末の慌ただしさ」や「年齢を重ねて」などの理由に置き換えてくださいね。
職場・ビジネス関係への文例(年賀状辞退のはがき)
ビジネス関係の方には、もっとも慎重に言葉を選ぶ必要があります。
会社として年賀状をやめる場合は、「弊社の方針により」「環境への配慮から」など、会社の方針を理由にすると角が立ちにくいですよ。
年賀状の代わりに、メールや電話で新年の挨拶をすることもあわせて伝えておきましょう。
文例:会社として辞退する場合
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社では誠に勝手ながら、来年より年賀状による新年のご挨拶を控えさせていただくことといたしました。
今後の年始のご挨拶は、メール等にて失礼させていただきます。
なお、皆さまからの年賀状につきましても、お気遣いなさいませんようお願い申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
個人として職場の人に伝える場合は、社内で年賀状についての決まりがあるかを先に確認しておくと安心です。
年賀状だけのお付き合いの方への文例
年賀状でしかやりとりしていない方には、とくに丁寧に伝えたいですよね。
弁明の機会がないまま連絡が途切れる可能性もあるので、「縁を切るわけではない」ことをはっきり伝えましょう。
連絡先を書き添えておくと、相手が連絡を取りたいときの窓口になります。
文例:感謝と敬意を込めた表現
長年にわたり、心のこもった年賀状をお送りくださり、誠にありがとうございました。
私事で大変恐縮ですが、誠に勝手ながら、来年よりどなた様にも年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これまでのご厚情に深く感謝いたしますとともに、◯◯様の今後のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
お近くにお越しの際は、どうぞお気軽にご連絡いただけましたら幸いです(メール:◯◯◯)。
寒中見舞いで伝える文例
年賀状をいただいたあとに寒中見舞いで伝える場合は、「寒中見舞いの挨拶→年賀状のお礼→近況→年賀状じまいのお知らせ→結び」の順に書きます。
年賀状じまいの話は、最後にさらっと触れるくらいで十分です。
文例:寒中見舞いでの表現
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年始のご挨拶をいただき、ありがとうございました。
おかげさまで、家族一同元気に過ごしております。
誠に勝手ながら、今年から皆さまへの年賀状によるご挨拶を控えさせていただいております。
これからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
喪中はがきに添える文例
喪中の年は、喪中はがきに年賀状じまいのひと言を添える方法もあります。
東京電力エナジーパートナーのくらしのコラムでも、喪中の挨拶文に続けて書き添えるのは妥当とされています。
文例:喪中はがきに添える表現
(喪中の挨拶文のあとに)
なお、これを機に、皆さまへの年賀状によるご挨拶は控えさせていただきたく存じます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
年賀状じまいの文面で押さえたい5つのポイント
どの相手に書くときも、押さえておきたいポイントは共通しています。
文例をアレンジするときも、この5つが入っているか見直してみてくださいね。
とくに「感謝」と「今後もよろしく」の2つは、どんなに短い文面でも省かないのがコツです。
- 感謝の気持ちを伝える:「長年ありがとうございました」のひと言で印象が変わる
- 理由は簡潔に添える:「年末の慌ただしさ」「年齢を重ねて」「退職を機に」など1つだけ
- 全員に伝えていることを示す:「皆さまに」「どなた様にも」で誤解を防ぐ
- 今後の関係と連絡先を書く:「これからも変わらぬお付き合いを」+LINE・メール
- 相手の幸せを祈って締める:「ご健康とご多幸をお祈りします」
反対に、「年賀状は今年で終わりです」のような一方的に聞こえる言い方は、相手を寂しい気持ちにさせることがあります。
「終わり」「最後」といった言葉はなるべく避けて、「控えさせていただきます」と言い換えるとやわらかくなりますよ。
体調のことを理由にする場合も、詳しく書く必要はありません。
SNS・LINEへの切り替えの伝え方
年賀状じまいのあとも連絡を取り続けたい相手には、次の連絡手段をはっきり書いておくのがいちばんです。
「またLINEしますね」だけだと、相手がLINEのIDを知らないこともありますよね。
はがきで伝えるなら、メールアドレスやLINEのIDなど具体的な連絡先を書き添えると親切です。
切り替えるときに気をつけたいことをまとめました。
- 連絡先は具体的に書く:メールアドレス・LINEのID・電話番号など、相手が使えるもの
- スマホを使わない相手には無理に勧めない:高齢の方には電話や暑中見舞いなど別の形を
- 子どもの写真の共有範囲に気をつける:年賀状代わりに写真を送るなら、公開のSNS投稿ではなく個別のLINEなどで
- 元日のメッセージは時間帯に配慮する:目上の方には深夜や早朝を避けると安心
年賀状の代わりにLINEで新年の挨拶を送るときの文例は、こちらの記事でまとめています。
年賀状は「家族の写真を見せる場」でもあったので、写真の送り先をどうするかも一緒に考えておくといいですよ。
年賀状じまい・辞退のはがきを受け取ったときの返し方
ここからは反対に、年賀状じまいのはがきを受け取った側の対応です。
「返事はしたほうがいいの?」「来年はどうしたらいいの?」と迷いますよね。
基本の考え方は、相手の決断を尊重して、負担を増やさないことです。
ケースごとに見ていきますね。
基本は返信不要、伝えたいときは短く
年賀状じまいのはがきを受け取ったら、基本的には返信しなくて大丈夫です。
相手は負担を減らしたくて伝えてくれたので、こちらが返事を出すと「また返さなきゃ」と思わせてしまいますよね。
とはいえ、長いお付き合いの方から届くと、何も返さないのは寂しいもの。
くらしの友のコラムでも、返信するなら相手の負担にならない短い文にとどめるのがよいとされています。
はがきで返す場合は、最後に「返信は不要です」と書いておくと相手が安心できますよ。
返信文例:はがきで返す場合
長い間、年賀状にてご挨拶いただき誠にありがとうございました。
◯◯様の今後のご健康を心よりお祈り申し上げます。
なお、このお返事へのご返信はどうぞお気遣いなく。
返信文例:LINEで返す場合
年賀状のお知らせ、ありがとう。
毎年届くのを楽しみにしていたので、今まで本当にありがとう!
これからはLINEで近況を送り合おうね。
返信する場合は、短い文にまとめて、相手の決断を尊重する言葉を入れてくださいね。
翌年からの年賀状はどうする?
年賀状じまいを伝えてくれた相手には、年賀状を控えるのが相手の気持ちを尊重した対応です。
- 最後の年賀状で知らされた:次のお正月から控える
- 年末前の挨拶状で知らされた:その年の年賀状から控える
とくに「皆さまからの年賀状もご辞退させていただきます」と書かれていた場合は、送るのを控えましょう。
新年の挨拶をしたいときは、LINEやメールでひと言送るくらいがちょうどいいですよ。
もし、すでに年賀状を出したあとに年賀状じまいのはがきが届いても、慌ててお詫びをする必要はありません。
行き違いはよくあることなので、気にしすぎなくて大丈夫です。
年賀状じまいを出したのに年賀状が届いたら
反対に、自分が年賀状じまいを伝えたのに年賀状が届くこともあります。
相手が見落としていたり、「それでも送りたい」と思ってくれていたりするのかもしれませんね。
そんなときは無視せず、寒中見舞いでお礼を伝えるのが一般的です。
アサヒアートの年賀状コラムでも、年賀状じまい後に届いた年賀状には寒中見舞いで返すことがすすめられています。
文面は先ほどの「寒中見舞いで伝える文例」がそのまま使えます。
年賀状じまいを改めてやわらかく伝えつつ、いただいたことへの感謝を添えてくださいね。
年賀状じまい後も関係を続ける3つの方法
「年賀状をやめたら、疎遠になっちゃうんじゃない?」と心配な方もいますよね。
でも、年賀状がなくても、つながりは十分に続けられます。
大切なのは形ではなく、相手のことを気にかけている気持ちを伝えることです。
年賀状の代わりになる方法を3つ紹介しますね。
1. LINEやメールでこまめに連絡する
いちばん手軽な方法です。
誕生日にメッセージを送ったり、近況をひと言送ったり。
年賀状ほど改まった形ではないけれど、そのぶん気軽に、年に何度でもやりとりできます。
2. 季節の挨拶を別の形で送る
年賀状はやめても、暑中見舞いや誕生日カードで季節の挨拶を続ける方法もあります。
年末の忙しい時期を避けられるので、ゆっくりひと言を書けるのがうれしいところです。
スマホを使わない高齢の親戚には、夏の暑中見舞いで近況を知らせるのもいいですよね。
3. 小さなギフトで気持ちを伝える
誕生日や特別な日に、ちょっとしたギフトを贈るのもひとつの方法です。
LINEギフトのように、住所を知らなくても気軽に贈れるサービスもあります。
形は変わっても、気持ちさえあれば関係は続いていきますよ。
年賀状じまいのよくある質問
年賀状じまいについて、よくある疑問にお答えしますね。
Q1. 年賀状じまいを伝えるのに、普通のはがきでもいいですか?
A. はい、大丈夫です。
派手なデザインより、白無地のはがきや落ち着いた柄の私製はがきのほうが向いています。
最後の年賀状として伝えるなら、年賀はがきで出してもかまいません。
Q2. 一部の人だけ年賀状を続けて、他の人には辞退を伝えてもいいですか?
A. もちろんです。
親しい友人や家族とは年賀状を続けて、それ以外の方には辞退を伝えるという選び方も全然ありですよ。
ただ、SNSに届いた年賀状の写真を載せるときは、辞退した方の目に触れることにも気を配っておくと安心です。
Q3. 年賀状じまいのはがきに、自分の近況も書いたほうがいいですか?
A. 簡単な近況を添えると、温かみのある挨拶状になります。
「おかげさまで家族一同元気に過ごしております」など、ひと言で十分です。
長々と書く必要はありませんよ。
Q4. メールやLINEで年賀状じまいを伝えるのはダメですか?
A. 親しい友人であれば、メールやLINEでも失礼にはあたりません。
ただし、目上の方や普段あまり連絡を取らない方には、はがきで伝えるほうが丁寧です。
関係性によって使い分けてくださいね。
Q5. 年賀状じまいと喪中はがきは違うんですか?
A. はい、別のものです。
喪中はがきは、身内に不幸があったため新年の挨拶を控えることを伝えるものです。
年賀状じまいは、年賀状のやりとりそのものを控えることを伝えるものですね。
喪中はがきにひと言添えて、あわせて伝える方法もあります。
Q6. 年賀状じまいのあと、何年か経ってから再開してもいいですか?
A. もちろん大丈夫です。
暮らしが変わって、また年賀状を送りたくなることもありますよね。
その場合は「しばらくお休みしておりましたが、また年賀状でご挨拶させていただきます」とひと言添えて送れば問題ありません。
まとめ|年賀状じまいは時期と伝え方をおさえれば大丈夫
年賀状じまい(年賀状辞退)について、時期・伝え方・相手別の文例・受け取ったときの返し方までお伝えしました。
最後にポイントをまとめますね。
- 伝える時期:最後の年賀状に書き添えるのが一般的。前もって伝えるなら11月〜12月上旬、出しそびれたら寒中見舞い(1月8日〜2月3日ごろ)
- 2027年用の年賀はがき:1枚85円、元日に届く投函目安は12月27日ごろまで(2026年8月発表時点)
- 伝え方:親しい相手はLINEでもOK、目上・職場ははがきで丁寧に
- 文面:「感謝」「全員に伝えていること」「今後もよろしく」を必ず入れる
- 受け取ったとき:基本は返信不要。翌年からは年賀状を控え、伝えたいならLINEで短く
年賀状をやめることは、失礼なことでも、関係を断つことでもありません。
迷っているなら、まずは「年賀状を残す相手」を決めるところから始めてみてください。
そのうえで相手に合った方法で丁寧に伝えれば、思っているよりずっと自然に受け止めてもらえるはずですよ。
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