9月に入ると、そろそろ敬老の日の準備が気になってきますよね。

「せっかくだから孫から何か贈りたい」と思っても、市販のギフトを選ぶべきか、子どもと手作りするべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、いざ手作りしようと思うと「3歳の子に何が作れるの?」「小学生にもなって手形は幼すぎない?」と、年齢に合ったアイデアが見つからずに手が止まりがちです。

そこでこの記事では、

  • 2026年の敬老の日はいつか:連休のスケジュールと制作を始めたい時期
  • 幼児(3〜5歳)向けの簡単アイデア:手形アート・紙皿フォトフレーム・紙粘土
  • 小学生向けのアイデア:低学年・中学年・高学年で難易度を分けて紹介
  • 100均で揃う買い物リスト:予算の目安つき
  • 郵送するときの梱包のコツ:つぶれ・折れを防ぐ入れ方

についてお伝えします。

お子さんの年齢に合った工作を選びたい方、遠方のおじいちゃん・おばあちゃんに無事に届けたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

敬老の日はいつ?2026年は9月21日でシルバーウィーク5連休の真ん中

2026年の敬老の日は9月21日(月)です。

敬老の日は祝日法で「9月の第3月曜日」と決められているため、毎年日付が変わります。

そして2026年は少し特別で、9月22日(火)が前後を祝日に挟まれた「国民の休日」となり、9月23日(水)が秋分の日にあたります。

つまり、土日を含めて9月19日(土)から23日(水)までの5連休になるということですね。

帰省して直接渡せるチャンスの年でもあるので、スケジュールを先に押さえておくと準備がラクになりますよ。

日付 曜日 内容
9月19日 連休1日目
9月20日 連休2日目
9月21日 敬老の日
9月22日 国民の休日
9月23日 秋分の日

内閣府「国民の祝日について」をもとに作成(2026年8月時点)。

作り始める時期の目安は、9月の第1週から第2週あたりです。

紙粘土のように完全に乾くまで3〜4日ほどかかる工作もありますし、子どもの機嫌や体調で1回では終わらないこともありますよね。

直前になってしまった場合は、乾燥が必要な工作を避ければ間に合います。

残り時間 選びたい工作
1週間以上ある 紙粘土の小物入れなど、乾燥に日数がかかるもの
2〜3日ある コースター・ミニアルバムなど、ニスの乾燥だけ見ておけばよいもの
前日・当日でもOK メッセージカード・折り紙の花束・手形アート(絵の具の乾燥時間は商品や塗る量で変わるので表示を確認)

郵送で届けるなら、連休初日の9月19日(土)着を目指したいところです。

ただし、お届けにかかる日数は差出元とあて先の郵便番号によって変わるため、「何日前に出せば届く」と一律には決められません。

日本郵便の「お届け日数を調べる」で自宅から相手先までの日数を調べて、そこにさらに2〜3日の余裕を足した日を発送の締め切りにすると安心ですよ。

あわせて気をつけたいのが、2026年の9月19日〜23日はすべて土日・祝日にあたるため、切手を貼るだけの普通郵便(定形外・手紙)はこの期間まったく配達されません

連休中に届けたい場合は、後述するレターパックやゆうパックなど、土日祝も配達される方法を選んでくださいね。

手作りプレゼントを選ぶときに大事にしたい3つのポイント

手作りプレゼントは「何を作るか」より「誰が主役で作るか」で満足度が変わります。

親が9割作った完璧な作品より、少し歪んでいても子どもが自分で仕上げた作品のほうが、おじいちゃん・おばあちゃんの心には残るものです。

とはいえ、難しすぎて子どもが途中で飽きてしまったり、渡したあとに置き場所で困らせてしまったりするのは避けたいところ。

アイデアを決める前に、次の3つの視点で候補をふるいにかけてみてください。

  • 年齢に合った難易度か:子どもが最後まで自分の手で作りきれる工程数かどうか
  • 安全に作れるか:刃物・加熱を使う工程は大人が担当できる設計になっているか
  • 飾りやすい・使いやすいサイズか:大きすぎる作品は置き場所に困らせてしまうことがある

特に見落としがちなのが3つめです。

贈る相手の生活スペースに置けるかどうかまで想像して大きさを決めると、飾ってもらいやすくなりますよ。

目安としては、手のひらから両手に収まるくらいのサイズ感がちょうどいいでしょう。

逆に、写真立て・コースター・小物入れのように「使い道がある形」にすると、日常のなかで思い出してもらえます。

敬老の日は何歳から祝う?孫からいつ贈ればいいか

「うちの子はまだ0〜3歳くらいだけど、もう敬老の日を祝っていいの?」と迷う方は多いですよね。

結論から言うと、何歳から贈るという決まりはありません。

参考になるデータとして、楽天市場が2019年6月に全国の60〜64歳・65〜69歳・70歳以上の男女300名に行った調査があります。

この調査では、初めて敬老の日を祝われたときのお孫さんの年齢がこう報告されています。

初めて「敬老の日」を祝われた時、あなたのお孫さんはいくつでしたか。最少値 0歳 平均値 7.85歳 最大値 22歳

引用元:楽天市場「敬老の日 ホンネ調査」

平均は7.85歳で、小学校低学年〜中学年にあたる年齢が平均値でした。

ただ、注目したいのは最少値が0歳という点です。

赤ちゃんのころから祝われている家庭もあれば、22歳になって初めて祝われた方もいる、という幅の広さがわかります。

つまり平均値はあくまで目安で、「多くの人がこの年齢だった」という意味ではありません。

同じ調査では「誰から祝われたら嬉しいか」(複数回答可)という質問で孫が90.3%と最も多く選ばれていました。

タイミングを気にするより、贈りたいと思った年から始めてしまってよさそうですね。

個人的におすすめしたいのは、手形など「その年の大きさが残るもの」を毎年の定番にしてしまうこと。

1年ごとに手が大きくなっていく記録は、市販のギフトでは用意できない贈り物になります。

【幼児編】3〜5歳の子でも作れる簡単アイデア

3〜5歳の子は、はさみで細かく切ったり、文字をきれいに書いたりする作業がまだ難しい年齢です。

そのため「押す」「貼る」「こねる」といった、手そのものを使う動作が主役になる工作を選ぶと、最後まで自分の力でやりきれます。

作業時間は15〜30分ほどで区切れるものが理想で、乾燥が必要なものは日をまたぐ前提で計画しておくと慌てません。

ここでは、材料が手に入りやすく失敗しにくい3つを紹介しますね。

手形・指スタンプで作る似顔絵カード

手形アートは、幼児向けの敬老の日ギフトとして定番中の定番です。

手のひらの形をお花や動物に見立てて、まわりに絵や文字を書き足していくだけで完成します。

0〜2歳の子は、大人が手首をそっと支えて一緒に押してあげましょう。

手を握りしめてしまう子は、無理に開かせず足形にすると、きれいに形が出ることが多いですよ。

寝ている間にそっと足形を取るのも、この時期ならではの定番です。

用意するのは、色画用紙(台紙)・水で落とせる子ども用の絵の具かスタンプパッド・スポンジか筆・油性ペン・ウェットティッシュです。

手形は失敗しても押し直しがきかないことが多いので、台紙は3枚以上用意しておくと安心です。

  1. 新聞紙やレジャーシートを敷き、汚れてもいい服に着替えます
  2. 手のひら全体にスポンジで絵の具をのばします(塗りすぎるとにじみます)
  3. 台紙に手をまっすぐ下ろし、指を1本ずつ軽く押さえてから、まっすぐ持ち上げます
  4. すぐに手を拭き、乾いたら油性ペンで顔・茎・葉などを書き足します
  5. すみに名前と日付、年齢を書いて完成です

親指を下にして押すと、5本の指が花びらのように見えてお花になります。

2つ並べてちょうちょ、横向きに押してぞうさん、というアレンジも人気ですよ。

安全面では、絵の具は「水で落とせる」「肌に使える」と表示のある子ども向けのものを選ぶことが大切です。

口や目に入らないよう手を押したらすぐ拭き取り、肌の弱いお子さんは目立たない部分で試してから使ってください。

赤みやかゆみが出た場合は使用をやめて、気になるときは医療機関に相談しましょう。

紙皿で作るフォトフレーム

紙皿2枚あれば、そのまま飾れるフォトフレームが作れます。

写真が入る分、おじいちゃん・おばあちゃんの反応がわかりやすいのも嬉しいところですね。

1枚目の紙皿の中央を丸や星の形にくり抜き、2枚目を裏板にして、間に写真を差し込んで飾る構造です。

L判写真(89mm×127mm)を使うなら、紙皿は直径21cm程度の大きめサイズを選び、くり抜く窓は写真より上下左右5mmほど小さめにすると、写真が窓から落ちません。

  1. 大人がカッターマットか段ボールを敷いた上で、1枚目の中央をくり抜きます(子どもにはさせません)
  2. 子どもがくり抜いた紙皿にシール・折り紙・マスキングテープで飾りつけをします
  3. 2枚の縁を、上側だけ数cm残してのりや両面テープで貼り合わせます
  4. 残しておいた上側のすき間から写真を差し込みます(あとで別の写真に入れ替えられます)
  5. 裏にリボンの輪をテープで留めれば、壁掛けにもなります

飾りつけは自由にさせてあげると、その子らしい仕上がりになります。

写真は、その年の家族写真や、祖父母と一緒に写っているものを選ぶと喜ばれますよ。

紙粘土の小物入れ

紙粘土は、こねる感触そのものが子どもにとって楽しい素材です。

指輪やメガネ、鍵を置くトレーにすれば実用品にもなります。

プリンの空き容器やペットボトルのフタを芯にして、まわりに紙粘土を貼りつけると形が崩れにくくなります。

色をつけたいときは、粘土に絵の具を少量練り込むと全体がやさしい色になり、乾いたあとにムラが出にくいです。

気をつけたいのは乾燥時間で、厚みのある作品は完全に固まるまで3〜4日、大きめの作品では1週間近くかかることもあります

商品によって差があるので、パッケージの表示を確認して逆算してくださいね。

完全に乾く前に動かすと形が歪むため、風通しのいい平らな場所に置いてそっとしておきましょう。

乾いたあとに水性ニスを塗ると汚れがつきにくくなりますが、塗るときは換気をして、幼児が口に入れないよう大人が担当してください。

「小学生にもなって手形は幼すぎない?」と思う方もいるかもしれませんが、手形そのものではなく年齢や身長、その年頑張ったことを添えた成長記録カードにすれば、高学年でも照れずに作れます。

そう考えると、手形は卒業する工作ではなく、形を変えながら毎年続けられる工作とも言えますね。

【小学生編】自分で工夫して作れるアイデア

ひとくちに小学生といっても、1年生と6年生ではできることがまったく違いますよね。

低学年は「決まった手順どおりに手を動かして完成させる」工作が向いていて、高学年は「何をどう並べるかを自分で考える」工程があるほうが楽しめます。

宿題やお稽古の合間に作ることを考えると、低学年は30〜60分、高学年は1〜2時間で区切れる規模がちょうどいいでしょう。

まずは学年ごとの目安を表で整理しておきます。

学年 向いている工作 目安の時間 大人の関わり方
低学年(1〜2年) メッセージカード、折り紙の花束 30〜60分 見本を見せる・下書きの線を引く
中学年(3〜4年) 押し花のしおり、デコレーションした写真立て 1時間前後 材料を揃えて、あとは任せる
高学年(5〜6年) ミニアルバム、コースター 1〜2時間 写真の印刷など準備だけ手伝う

学年に対して簡単すぎる工作は、子ども自身が「赤ちゃんっぽい」と感じてやる気をなくすことがあります

迷ったときは、少しだけ背伸びする内容を選んであげてくださいね。

低学年向け:メッセージカード&折り紙の花束

低学年におすすめしたいのは、カードと折り紙の花束をセットにする形です。

1つずつは単純な作業なので、集中力が続く範囲で少しずつ進められます。

まずカードは、二つ折りにした画用紙の折り目に、幅3cmぶんあけて折り目から深さ2cmの切り込みを2本入れ、その3cm×2cmの部分だけ内側に押し出すと、開いたときに段が飛び出すしかけになります。

画用紙は低学年の子ども用ハサミだと厚くて切りにくいことがあるので、切り込みだけは大人が入れてあげると安心です。

その段に、折り紙の花や似顔絵を貼りつければ簡単なポップアップカードの完成です。

花束は、チューリップのように折り目が少ない花を5〜6本作り、緑の折り紙を細く巻いた茎をつけてリボンで束ねます。

折り方が不安なときは、折り紙の本や動画を一緒に見ながら進めると、子どもが自分で手順を追えるようになりますよ。

文字を書くのが苦手な子には、鉛筆で薄く下書きしてからペンでなぞる方法が使えます。

まっすぐ書けない場合は、定規で薄い罫線を引いてあげるだけで見違えるほど整いますよ。

大人が代筆すると気持ちが伝わりにくくなるので、下準備だけ手伝って、書くのは本人に任せるのがおすすめです。

中学年向け:押し花のしおりとデコレーション写真立て

中学年になると、自然の素材を扱う工作にも挑戦できるようになります。

押し花は本来1〜2週間ほど乾燥させますが、時間がないときは電子レンジで時短ができます。

ここでは、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会が紹介している手順に沿って進めます。

  1. 花や葉をキッチンペーパーで挟み、さらに段ボール2枚ではさんで輪ゴムで留めます
  2. 電子レンジ(500W)で20〜30秒加熱します
  3. 触ってパリパリになっていれば完成、しんなりしていれば500Wで10秒ずつ追加します
  4. 取り出したら本などを重しにして冷まし、平らに整えます
  5. 乾いた花をしおり用の透明フィルムや厚紙に並べ、ラミネートするかテープで留めます

公益社団法人日本フラワーデザイナー協会「押し花」の手順をもとに作成(2026年8月時点)。

ここで注意したいのが、本や雑誌は加熱後の重しに使うもので、電子レンジには入れないということです。

加熱しすぎると花が焦げたり、発煙・発火につながったりするおそれがあるので、加熱と取り出しは大人が担当し、そばを離れずに様子を見ながら進めてくださいね。

もう1つは、100均の写真立てにボタンやビーズ、リボンでデコレーションするアイデアです。

木製やプラスチックのフレームにボンドで飾りを貼りつけるだけなので、材料を並べておけば、あとは子どもに任せて見守るくらいの関わり方で十分です。

高学年向け:ミニアルバムとオリジナルコースター

高学年には、自分で構成を考える余地がある工作が向いています。

ミニアルバムは、A4サイズの厚めの画用紙を横長に置いて3等分の蛇腹折りにするだけで土台ができます。

1面がおよそ10cm×21cmになるので、L判サイズ(89mm×127mm)の写真が縦に1枚ずつ収まります。

ただし左右の余白は5mmほどしかないので、写真は面のやや内側に貼るときれいに収まりますよ。

2枚をテープでつなげば6面になり、写真6枚分のアルバムになりますね。

写真はスマホからコンビニのマルチコピー機でプリントでき、L判1枚30〜40円が目安です(セブン-イレブンは40円、ローソン・ファミリーマートは30円/2026年8月時点)。

各チェーンの専用アプリを事前にスマホへ入れておくと、店頭でのダウンロード待ちがなくスムーズですよ。

どの写真をどの順番で並べるか、それぞれにどんなコメントを書くかを子ども自身に考えさせると、それだけで立派な作品になります。

表紙にリボンを渡して結べるようにすると、持ち運んでも開きません。

もうひとつのコースターは、実用性で選ぶならこちらです。

100円ショップのコルクコースター(直径9〜10cm程度)に、マスキングテープや布、シールで模様をつけていきます。

仕上げに水性ニスやデコパージュ液を薄く塗ると、飾りがはがれにくくなります。

湯呑みや湯飲みを置くことを考えて、飾りは縁のほうに寄せて中央を平らに残すと、実際に使ってもらいやすくなりますよ。

ニスは商品によって耐水性がまったく違い、水に弱いタイプだと熱いお茶や結露したグラスを直接のせたときに飾りが傷みやすくなります。

コースターとして使ってもらうなら、パッケージで耐水性の表示を確認してから選ぶのが確実です。

手元のニスが耐水タイプかわからないときは、2〜3回重ね塗りしておくか、コースターではなく小物トレーとして使ってもらうのもおすすめですよ。

もう少し凝りたい子には、プラバンで作る名前入りキーホルダーという選択肢もあります。

プラバンは加熱すると縦・横がそれぞれ約2分の1(面積では約4分の1)に縮むため、仕上がりの縦・横それぞれの約2倍の大きさで下書きするのがポイントです。

ただし縮み方は商品によって差があり、縦と横で縮む割合が違うこともあります。

パッケージの収縮率の表示を確認して、余った端で一度試し焼きしてから本番に進むと失敗しませんよ。

縮んでからは穴が開けられないので、焼く前に必ずキーホルダー用の穴を1つパンチで開けておきましょう。

トースターで焼くときは、網にアルミホイルを敷き、その上にクッキングシートを重ねてからプラバンを乗せると、貼りつきを防げます。

加熱と取り出しは大人が担当し、換気をしてやけどに注意してください。

縮んでカールした直後に、厚めの本などですぐ挟んで平らに整えます(時間を置くとそのまま反って固まってしまいます)。

完全に冷めたら、開けておいた穴に丸カンとキーホルダー金具を通して完成です。

面積が4分の1程度まで縮むので、コースターのような大きいものを作るのには向きません。

材料はほぼ100均で!予算目安つき買い物リスト

手作りプレゼントのいいところは、材料費をかなり抑えられる点です。

ここまで紹介したアイデアは、ほとんどの材料が100円ショップで揃います。

100円ショップは税込110円の商品が中心ですが、220円・330円といった価格帯の商品も一緒に並んでいます。

110円の商品でそろえられれば、5点買っても税込550円前後で一式そろう計算です(2026年8月時点・価格や品ぞろえは店舗や商品によって異なります)。

年齢別に、買い物リストの例をまとめました。

年齢の目安 買うもの(各110円想定) 合計の目安
幼児(3〜5歳) 色画用紙/子ども用水性絵の具/紙皿/軽量紙粘土/リボン 税込550円前後
小学校低学年 折り紙/色画用紙/両面テープ/カラーペン/リボン 税込550円前後
小学校高学年 厚口の画用紙/コルクコースター/マスキングテープ/水性ニス/プラバン 税込550円前後

買い出しの前に、家にあるものを確認しておくと無駄がありません。

のり・はさみ・鉛筆・定規・新聞紙・ウェットティッシュは、たいていの家庭にあるはずです。

  • 台紙や折り紙は予備を1セット多めに:やり直したくなったときに買い足しに走らずに済みます
  • 絵の具は「水で落とせる」表示を確認:同じ売り場に落ちにくいタイプも並んでいます。「肌に使える」表示までは100均では見つからないこともあるので、手形専用に使うなら手形・足形用のベビーインク(ベビー用品店等で扱いあり)も選択肢です
  • 9月に入ると敬老の日コーナーができる店も:メッセージカードや飾りが探しやすくなります

失敗する前提で1枚多く買っておくのが、私が思う最大のコツです。

写真プリントだけは100円ショップでは用意できないので、コンビニや自宅プリンターで先に済ませておきましょう(※写真プリント代は上の表の金額に含まれていません)。

父方・母方の両方に贈りたい場合は、材料も2セット分(税込1,100円前後)を見ておくと安心です。

同じ工作を2つ作らせるより、写真やメッセージだけ変えて色違いにするほうが、子どもの集中力が続きやすいですよ。

ここまでの材料費550円前後に、写真代(L判6枚で240円ほど)と、次章で紹介する送料を足したものが総額になります。

送料は配送方法・サイズ・あて先の地域で大きく変わり、平面の作品をレターパックライトで送れば全国一律430円ですが、立体の作品をゆうパックで送ると1,000円を超えることも珍しくありません。

そのため、1家庭あたりの総額はおよそ1,200円〜3,000円前後と幅を持って見ておくと、あとで慌てずに済みますよ。

郵送で届ける場合の梱包・破損防止のコツ

遠方に住むおじいちゃん・おばあちゃんへ送る場合、いちばん怖いのが輸送中の破損です。

せっかく子どもが時間をかけて作った手形アートが折れていたり、紙粘土の小物入れが欠けていたりしたら、届いた側も気を遣わせてしまいますよね。

手作り作品は、市販品と違って「壊れない前提の箱」に入っていないぶん、送り主側の梱包がすべてです。

発送前の準備から順に押さえていきましょう。

  1. 作品を完全に乾かします(紙粘土は中まで、絵の具やニスは表面がベタつかない状態まで)
  2. 完成した作品の写真をスマホで撮っておきます(万一破損しても手元に記録が残ります)
  3. 子どもの名前と日付を書いた手紙を1枚添えます
  4. 作品を包み、箱や封筒に入れて、すき間を埋めます
  5. 連休初日に届くよう、お届け日数を調べたうえで余裕をもって発送します

包み方は、平面か立体かで分けて考えると失敗しません。

カードや手形アートのような平面の作品は、作品よりひとまわり大きい厚紙2枚でサンドイッチして、クリアファイルかOPP袋に入れます。

厚紙で挟むとひとまわり大きくなるので、台紙はA4より小さいB5サイズまでに収めておくと、封筒に入れたときにレターパックの規定サイズを超えずに済みます。

「折り曲げ厳禁」と書いても曲がるときは曲がるので、厚紙で物理的に曲がらない状態にしてから封筒に入れるのが確実です。

A4サイズ・厚さ3cm以内・4kg以内に収まれば、レターパックライト(全国一律430円)が使えます。

厚みが3cmを超える場合は、厚さ制限のないレターパックプラス(全国一律600円)という選択肢もあります(いずれも2026年8月時点の料金)。

ライトはポスト投函、プラスは対面でのお届け(受領印か署名が必要)という違いがあるので、連休中に不在がちな家なら事前に一報しておくと安心です。

ただし、どちらのレターパックも荷物の破損に対する補償はありません。

紙粘土の小物入れのように厚みが出る立体作品は、無理に封筒へ押し込まず、次に紹介する箱+緩衝材の方法を選んでくださいね。

折り紙の花束のように花びらが飛び出す作品も同じで、封筒でつぶすと花の形が崩れてしまうため、箱に立てて入れる方法がおすすめです。

まず作品全体を気泡緩衝材(プチプチ)で包み、角や取っ手など出っ張った部分は二重にします。

箱は作品より一回り大きいものを選び、底に緩衝材を敷いてから作品を入れ、周囲と上のすき間を丸めた紙や緩衝材で埋めます。

封をする前に軽く振ってみて、中で動く音がしなければ合格です。

ただし詰め込みすぎると、フタを閉めるときの圧力で逆に作品が潰れてしまいます。

ゆうパックの送料はサイズとあて先の地域で決まり、東京から送る場合の基本運賃は60サイズで820〜1,450円、100サイズで1,450〜2,160円です(日本郵便「ゆうパック基本運賃表(東京)」/2026年8月時点)。

箱が大きくなるほど料金が上がるので、作品より一回り大きい程度の箱に抑えると送料も無理なく収まりますよ。

ゆうパックで送るときは、郵便局の窓口やゆうパックを取り扱うコンビニ(ローソンなど)で「こわれものシールを貼ってほしい」と伝えると対応してもらえます。

セブン-イレブンやファミリーマートは主にヤマト運輸の宅急便の取り扱いなので、ゆうパックを使いたいときは窓口かローソンを選んでくださいね。

シールを貼れば絶対に壊れないというわけではないので、あくまで梱包が本体、シールは補助と考えてくださいね。

帰省して直接手渡しできる年なら、車では足元に平置きにし、新幹線では網棚に載せず膝の上か座席前の手荷物スペースに置くと安心です。

渡す直前まで箱や袋から出さず、包みを開けて中身を見せるところから子どもに手渡しさせてあげると、郵送以上に気持ちが伝わりますよ。

渡すときに添えたいひとことメッセージ文例

手作りの品には、ひとことメッセージを添えると気持ちがぐっと伝わります。

ここで少し気をつけたいのが言葉選びです。

前述の楽天市場の調査では、敬老の日の対象だと思う年齢について「70歳以上」が36.3%、「75歳以上」が30.3%という結果が出ていました。

つまり、60代のおじいちゃん・おばあちゃんの中には、自分はまだ敬老の対象ではないと感じている方も少なくないということですね。

「敬老」を前面に出すより、「いつもありがとう」を軸にした言葉のほうが受け取りやすいケースが多いでしょう。

幼児のうちはなぞり書きや大人の代筆でもかまいませんが、自分で字が書けるようになったら、できるだけ本人の言葉で書かせてあげてくださいね。

年齢別の文例をまとめました。

年齢の目安 メッセージ文例
幼児(なぞり書き・代筆) 「じいじ ばあば だいすき」/「こんど いっしょに こうえんに いこうね」/「おてがみ かいたよ」
小学校低学年 「いつもあそんでくれてありがとう」/「おばあちゃんのごはんがだいすきです」/「がっこうでこんなことをがんばっています」
小学校高学年 「夏休みに泊まらせてくれてありがとう」/「今年は◯◯を頑張っています。今度話を聞いてください」/「また一緒に釣りに行きたいです」

ポイントは、感謝と一緒に「次に会う約束」を入れることです。

次の楽しみがある一文は、贈られた側にとって何よりの励みになります。

  • 年齢を強調する言い回しは控えめに:「もうおじいちゃんだね」などは受け取り方が分かれます
  • 健康を心配しすぎる文面も加減する:元気な方には「また一緒に◯◯しようね」のほうが喜ばれます
  • 子どもの言葉をそのまま残す:文法が多少おかしくても直さないほうが味になります

連休中に会えない場合は、作品を郵送したうえで、当日に電話やビデオ通話をつなぐ方法もあります。

画面越しに「これ、ぼくが作ったんだよ」と伝える時間そのものが、いちばんのプレゼントになりますよ。

まとめ

2026年の敬老の日は9月21日(月)で、9月19日(土)からの5連休の真ん中にあたります。

手作りプレゼントは、子どもの年齢に合わせて難易度を選ぶことが成功のいちばんの近道です。

  • 幼児(3〜5歳):手形アート・紙皿フォトフレーム・紙粘土の小物入れ
  • 小学校低学年:飛び出すメッセージカードと折り紙の花束
  • 小学校中学年:押し花のしおりとデコレーション写真立て
  • 小学校高学年:蛇腹折りのミニアルバムとオリジナルコースター
  • 材料費の目安:100円ショップで一式そろえて税込550円前後
  • 郵送するなら:完全に乾かす・厚紙やプチプチで守る・連休初日着で手配する

「何歳から祝うべきか」で悩んでいる方は、贈りたいと思った今年から始めてしまって大丈夫です。

楽天市場が2019年に行った調査では、初めて祝われたときのお孫さんの年齢は平均7.85歳、最少は0歳という幅の広さでした。

完成度よりも、子どもが自分の手で作ったという事実のほうがずっと価値があります

今年の敬老の日が、家族にとってあたたかい一日になりますように。

※記事内の日程・料金は2026年8月時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

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