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赤紫蘇と青紫蘇の違いは?味や栄養・使い道を徹底解説

赤紫蘇と青紫蘇の違いは?味や栄養・使い道を徹底解説
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赤紫蘇と青紫蘇の違いを知ってますか?

どちらも料理や健康に役立つ万能ハーブですが、実は「味」や「香り」「栄養成分」「使い道」に大きな違いがあります。

なんとなく見た目で選んでいた…という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、赤紫蘇と青紫蘇の特徴を比較しながら、用途別のおすすめやジュース・薬味としての活用法までわかりやすく解説します。

これを読めば、紫蘇の使い分けにもう迷いません!

赤紫蘇と青紫蘇の違いとは?味・香り・見た目を比較

料理や健康に良いとされる「しそ」ですが、スーパーでよく見かけるのが「赤紫蘇」と「青紫蘇」。

ぱっと見で色が違うのはわかるけれど、実際の味や香り、料理への活用方法まで把握している人は意外と少ないのではないでしょうか?

ここではまず、赤紫蘇と青紫蘇の基本的な違いについて、味・香り・見た目の観点から比較していきましょう。

味や香りの違い

結論から言うと、「青紫蘇」は爽やかな風味と清涼感が特徴で、口に入れた瞬間にスーッと鼻に抜ける香りがあります。

一方の「赤紫蘇」はやや渋みと苦味があり、味の主張は穏やかです。

どちらも紫蘇特有の香り成分「ペリルアルデヒド」を含んでいますが、青紫蘇の方がその香りが強く感じられます。

理由としては、青紫蘇の方が葉が若く、香り成分の含有量が多いためです。

つまり、香りを楽しみたい料理には青紫蘇が向いているというわけですね。

例えば、刺身や冷奴にトッピングするなら断然「青紫蘇」。

一方、赤紫蘇は梅干しやしそジュースなど、加熱や漬け込みを通じて色と風味を楽しむ使い方が主流です。

つまり、「香りと爽やかさを楽しみたいなら青紫蘇」「ほんのりした渋みや色素を活かしたいなら赤紫蘇」と覚えておくと選びやすいですよ。

見た目・色・葉の特徴の違い

見た目の印象は一目瞭然ですね。

青紫蘇は名前のとおり、濃い緑色の葉をしており、葉先がギザギザとした鋸歯状になっています。

一方、赤紫蘇は紫がかった赤褐色で、光にかざすと透け感のある深い色味が美しいです。

また、葉の厚さも微妙に違いがあり、青紫蘇の方がややしっかりしていることが多いです。

赤紫蘇は比較的柔らかくてしなやか。

包み物や巻き物には青紫蘇が扱いやすく、色を楽しむなら赤紫蘇が映えます。

含まれる精油や成分の違い

赤紫蘇と青紫蘇に共通して含まれる香り成分「ペリルアルデヒド」ですが、その含有量に差があります。

青紫蘇の方がこの成分を多く含み、抗菌作用や防腐効果にも優れていると言われています。

また、赤紫蘇には「シソニン(アントシアニン系色素)」が多く含まれており、これがジュースや漬物にしたときに鮮やかな赤色を出す要因です。

見た目だけでなく、抗酸化作用にも優れており、ポリフェノールの一種として注目されています。

栄養価はどう違う?赤紫蘇と青紫蘇の栄養成分を比較

紫蘇は“薬味の王様”とも言われるほど栄養価の高い野菜ですが、赤紫蘇と青紫蘇では含まれている栄養素に違いがあるんです。

「どちらが健康にいいの?」「アンチエイジングに効果があるのは?」など、気になる方も多いのでは?

ここでは、栄養面での違いに注目して、それぞれの強みを比べていきましょう。

βカロテン・ビタミン・ミネラルの含有量比較

結論から言うと、「青紫蘇」はβカロテン(ビタミンAの前駆体)やカルシウム、鉄分などの含有量が非常に豊富です。

なんと野菜の中でもトップクラスの栄養密度を誇り、小さな葉っぱながら栄養爆弾といえるほど。

青紫蘇の主な栄養素(100gあたり)
  • βカロテン:約11,000μg(ほうれん草の約2倍)
  • カルシウム:約230mg
  • 鉄分:約1.7mg
  • ビタミンK:500μg以上

特にβカロテンは、体内でビタミンAに変換され、視力の維持・粘膜の健康・免疫力アップに欠かせない成分。

美容と健康に気を遣う方にとって、頼もしい味方です。

抗酸化作用・アレルギー抑制などの健康効果の違い

一方、「赤紫蘇」には青紫蘇にはあまり含まれない注目成分が。

それがアントシアニン系色素「シソニン」です。

これは、赤ワインなどにも含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用が高く、老化防止や目の疲れの軽減に効果があるとされています。

また、赤紫蘇には「ルテオリン」や「ロズマリン酸」といったアレルギー抑制や抗炎症作用がある成分も含まれており、花粉症対策サプリの原料になることもあるんです。

青紫蘇にも抗菌・抗炎症作用がありますが、抗酸化力では赤紫蘇が一歩リード。

つまり、「免疫力アップ・栄養強化なら青紫蘇、抗酸化・美容目的なら赤紫蘇」というイメージで使い分けるのがおすすめです。

使い道の違い:料理・保存・薬味での活用方法

紫蘇は「和食に欠かせない名脇役」とも言われるほど、多彩な料理に使われていますが、赤紫蘇と青紫蘇では向いている用途が大きく異なります。

「どんな料理に使えばいいの?」「赤紫蘇ってどう使えばいいかわからない…」という声もよく聞きます。

ここでは、それぞれの紫蘇に合った使い方や、料理シーンでのおすすめ活用法を紹介していきます。

赤紫蘇に向いている使い方(漬物・ジュース・ふりかけ等)

赤紫蘇といえば、なんといっても「梅干し」と「しそジュース」。

あの美しい赤色は、赤紫蘇に含まれるシソニン(アントシアニン色素)によるものです。加熱や酢と合わせることで発色がよくなり、保存食との相性も抜群です。

たとえば…

  • 梅干し・紅しょうが:梅酢や塩と漬けて、鮮やかな赤を出す
  • しそジュース:クエン酸と合わせて爽やかな酸味&鮮やかな赤色に
  • ゆかり(赤しそふりかけ):乾燥させてご飯やおにぎりに
  • 赤しそシロップ:炭酸や水割りで夏バテ予防にぴったり

赤紫蘇は熱や酢と組み合わせることで風味が引き立ち、保存性も高まるため、保存食やドリンクに最適です。

青紫蘇に向いている使い方(薬味・刺身・揚げ物等)

一方の青紫蘇は、なんといっても薬味やトッピングにぴったりです。

その爽やかな香りとシャキッとした食感は、生のまま食べることで最大限に活きてきます。

たとえば…

  • 刺身・寿司のつまとして:生魚の臭みを和らげる&彩りアップ
  • 冷奴や納豆のトッピング:味のアクセントに
  • 巻物・天ぷら:梅肉や味噌を巻いて揚げると絶品
  • 大葉味噌・青じそ餃子:香りと彩りがアップして食欲倍増

さらに青紫蘇には防腐作用もあるため、お弁当に入れると食材の劣化防止にも役立ちます。

夏場の食中毒予防にも地味に活躍してくれるんです。

つまり、赤紫蘇=色と保存に強い/青紫蘇=香りと薬味に強いという特徴を意識すれば、用途に迷わず選べるようになります。

赤紫蘇ジュースと青じそジュースの違いとは?

夏の定番ドリンクとしても人気の「しそジュース」ですが、実は赤紫蘇と青紫蘇でまったく風味が違うって知っていましたか?

見た目だけでなく、味や香り、健康効果にも差があるんです。

「どっちを使えばいいの?」という方のために、ここで2つのジュースの違いを徹底比較していきます。

味・香り・色の違い

結論から言うと、赤紫蘇ジュースは見た目も味も“華やか”、青じそジュースは香りが際立つ“爽快系”という印象です。

赤紫蘇ジュースの特徴
  • 鮮やかなルビー色(クエン酸や酢で発色)
  • ほんのり渋みと酸味がある上品な味わい
  • 見た目が映えるのでおもてなしにも適している
  • 飲み口はやさしく、クセが少ない
青じそジュースの特徴
  • 色は透明〜うす緑(見た目の華やかさは少なめ)
  • 青紫蘇特有の香りがしっかり残る
  • 清涼感たっぷりで、さっぱり飲める
  • 香りに敏感な方には少しクセが強いことも

どちらも好みによって選ぶべきですが、見た目重視・万人向けなら赤紫蘇ジュース、香り重視・しそ好き向けなら青じそジュースがおすすめです。

効能や飲みやすさの比較

健康効果にも違いがあります。

赤紫蘇ジュースは、アントシアニン系ポリフェノールが豊富で、抗酸化・美肌・疲労回復にぴったり。

青じそジュースは、ペリルアルデヒドによる殺菌・消化促進・食欲増進などの効果が期待できます。

また、赤紫蘇ジュースは酢や砂糖で調整しやすく、子どもや高齢者でも飲みやすい味です。

一方、青じそジュースは香りが強いため、好みが分かれることもあります。

つまり、「家族みんなで楽しむなら赤紫蘇」「しその香りが好きな人は青紫蘇」と使い分けるのが良いでしょう。

「大葉」と「しそ」の違いは?呼び方と分類を整理

スーパーで見かける「大葉」と「しそ」。

似たような場面で登場するこの2つ、実は違うものなの?と疑問に感じたことはありませんか?

見た目は同じように見えるけれど、「呼び方の違い」にはちゃんと理由があるんです。

ここでは、大葉としその関係性を整理しながら、それぞれの使われ方や分類についてわかりやすく解説します。

「しそ」とは植物全体の名前

まず前提として、「しそ(紫蘇)」はシソ科シソ属の一年草の総称です。

つまり、赤紫蘇も青紫蘇も「しそ」の一種ということですね。

  • 赤紫蘇(あかじそ)=葉が赤紫色をした品種
  • 青紫蘇(あおじそ)=葉が緑色をした品種(別名:大葉)

しそにはさらに、穂紫蘇(しその花)、実紫蘇(しその実)といった部位もあり、すべてをひっくるめて「しそ」と呼んでいます。

「大葉」は青じその葉の商品名

そして、「大葉」とは何かというと、実は青じその葉っぱ部分の商品名なんです。

昭和40年代、スーパーなどで商品名として青じその葉が「大葉」として売られるようになったのがきっかけ。

それ以来、調理用の青じその葉は「大葉」、植物としての総称は「しそ」という区別が浸透していきました。

つまり、「しそ」は植物全体を指す名前、「大葉」はその中の一部=青紫蘇の葉っぱのことを言っているというわけです。

<div class=”concept-box6″><p>青じそは発芽後すぐの若葉が「芽じそ」、花が咲くと「穂じそ」、実がつくと「実じそ」と名前が変わっていきます。和食の世界では、部位ごとに名前と使い道がしっかり決まっているんですね。</p></div>

青紫蘇が赤紫蘇になる?色変化のメカニズムと勘違い

「育てていた青紫蘇の葉が紫っぽくなってきたんだけど…これって赤紫蘇になるの?」

そんな声をSNSなどで見かけることがあります。

でも、結論から言うと…

青紫蘇が赤紫蘇に“変わる”ことはありません。

それは、品種の違いによるもので、途中で変化するわけではないんです。

ではなぜ「青紫蘪が赤く見える」と感じることがあるのでしょうか?

ここではそのメカニズムや、よくある勘違いについて解説します。

品種による違いと見た目の変化

まず、赤紫蘇と青紫蘇はもともと別の品種。見た目は似ていても、葉の色素の量や種類が違います。

ですが、「青紫蘇なのに茎や葉脈が紫がかって見える」ということは実際にあります。

これは、「青紫蘇の中でもアントシアニンを少し含む系統」で起きる現象です。

とくに日照不足や寒暖差があると、紫色が出やすくなると言われています。

つまり、「紫がかってきた=赤紫蘇に変化した」わけではなく、環境の影響で色素が一時的に強調されただけなんですね。

紫蘇の色素(アントシアニン)の役割

赤紫蘇の鮮やかな色のもとになっているのが、ポリフェノールの一種「アントシアニン」。

ブルーベリーなどにも含まれていて、紫色を発色させる天然色素です。

このアントシアニンはpHによって色が変化する性質を持っており、酸性だと赤く、アルカリ性だと青〜紫色になります。

そのため、調理中に酢を入れるとパッと赤くなるのは、この性質のおかげです。

また、青紫蘇にはアントシアニンはほとんど含まれませんが、品種や育成環境によっては微量に含まれ、色が浮き出ることがあるのです。

なので、「青紫蘇が赤紫蘇になる」ように見えても、それは勘違い or 紫色素が強調されただけということ。

植物って奥深い!

赤紫蘇と青紫蘇の育て方と収穫時期の違い

自宅でしそを育ててみたい!という方、実は多いんです。

とくに紫蘇は丈夫で育てやすく、家庭菜園ビギナーにもぴったりなハーブ。

でも、赤紫蘇と青紫蘇では「育てやすさ」や「収穫のタイミング」にちょっとした違いがあります。

ここでは、失敗しないための育て方のコツと、収穫の目安について解説していきます。

栽培方法の違いと注意点

まず、基本的にはどちらも種まきの時期や育て方は共通です。

  • 種まき時期:4月中旬〜5月上旬
  • 発芽適温:20〜25℃前後
  • 日当たり:半日陰〜明るい日陰がベスト(直射日光は避ける)
  • 水やり:土の表面が乾いたらたっぷり
  • 追肥:月に1回程度でOK

ただし、赤紫蘇はやや暑さに弱く、日焼けや乾燥に注意が必要です。葉が繊細なので、強すぎる直射日光で縮れることも。

半日陰や朝日だけ当たるような場所がおすすめ。

一方、青紫蘇は比較的丈夫で、プランター栽培にも向いています。

風通しがよければ虫もつきにくく、こまめに収穫することでどんどん新芽が出てきます。

収穫・保存方法のコツ

収穫のタイミングは以下の通りです。

青紫蘇 草丈が20〜30cmになった頃から、葉の大きさが10cm前後で収穫OK。成長が早く、摘み取るとすぐに新芽が出てきます。
赤紫蘇 梅雨明け〜7月中旬頃に葉がしっかり大きくなり、しそジュースや梅干し用にまとめて収穫されます。新芽よりも、しっかり育った葉の方が色素が豊富です。

保存方法のポイントは…

  • 青紫蘇は水に湿らせたキッチンペーパーに包み、保存袋に入れて冷蔵庫で保存(3〜5日)
  • 赤紫蘇は塩もみして乾燥保存 or 梅酢漬けにして長期保存が可能です

どちらも鮮度が命。採れたてをそのまま料理に使えば、香りも栄養も満点です。

まとめ:目的に応じて赤紫蘇と青紫蘇を使い分けよう

ここまで赤紫蘇と青紫蘇の違いについて、味・香り・栄養・使い道・育て方まで詳しく見てきました。

どちらも同じ「しそ」ではありますが、実は特徴も得意分野もまったく違う、まさに“用途別ハーブ”なんです。

ざっくりおさらいすると…

比較項目 赤紫蘇 青紫蘇(大葉)
渋みがあり、やさしい 爽やかで香りが強い
香り 控えめ 清涼感のある強い香り
色素 アントシアニンで赤く発色 緑色で透明感あり
栄養 抗酸化作用・ポリフェノールが豊富 βカロテン・ミネラルが豊富
向いている使い道 梅干し、ジュース、ふりかけ、漬物 刺身のつま、冷奴、巻物、天ぷら
育てやすさ 繊細でやや手間がかかる 丈夫で初心者向き

理想の使い分けポイントは…

  • 家族みんなで飲める爽やかなドリンクを作りたいなら → 赤紫蘇ジュース
  • 毎日の食卓に香りと彩りをプラスしたいなら → 青紫蘇を薬味に
  • 美容や老化防止に気を使っている方には → 赤紫蘇の抗酸化成分がぴったり
  • 免疫力アップや栄養補給には → 青紫蘇のビタミン・ミネラルを活用

しその世界は深くて奥が深いですが、ちょっと知識を知るだけで、スーパーでの選び方や料理のバリエーションがグッと広がります。

「なんとなく使ってたしそ」が、「目的に合わせて使いこなせるしそ」になると、あなたのキッチンはもっと楽しく、もっと健康的になりますよ。

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