入学祝いのお返しののし(熨斗)の書き方!兄弟2人分は連名でいい?表書き・内のし外のし・時期【2027年】
入学祝いや入園祝いをいただいたあと、「お返しののしはどう書けばいいの?」と手が止まっていませんか?
お祝い事なのは分かっていても、水引の種類や表書き、名前を親と子どものどちらで書くかなど、迷うところはけっこう多いですよね。
しかも兄弟2人分をまとめて返すときは、連名で書いていいのか、別々にしたほうがいいのか、さらに悩むと思います。
そこでこの記事では、百貨店やギフト専門店のマナー解説をもとに、入学内祝い・入園内祝いののしについて次のことをまとめました。
- 入学内祝いののしの基本:水引・表書き・名前の書き方
- 兄弟2人分の連名の書き方:並べる順番と3つの書き方
- 連名にするか別々にするか:状況別の早見表
- 内のし・外のしの選び方:配送と手渡しでの使い分け
- そもそもお返しは必要か:祖父母へのお返しの考え方も
- 贈る時期・相場・お礼状の文例
2027年春に入学・入園を迎えるご家庭は、お祝いが届き始める前に一度目を通しておくと、あとで慌てずにすみますよ。
入学内祝いのし(熨斗)の書き方!基本は「紅白蝶結び+内祝+子どもの名前」
先に結論をお伝えすると、入学内祝い・入園内祝いののしは紅白の蝶結びの水引に、表書きは「内祝」か「入学内祝」、名前は子どもの名前で大丈夫です。
入学祝いや入園祝いは子ども本人に贈られたお祝いなので、お返しも子どもの名前で贈るという考え方になっています。
大丸松坂屋やシャディ、リンベルなどのマナー解説も、この3点ではほぼ同じ内容でした。
まずは全体をひと目で確認できるように、表にまとめておきますね。
| 水引 | 紅白の蝶結び(花結び) |
|---|---|
| 表書き(水引の上) | 「内祝」「入学内祝」「入園内祝」のどれか |
| 名前(水引の下) | 親ではなく子どもの名前(小学生までは下の名前、中学生以上はフルネームが一般的) |
| のしのかけ方 | 内のしが多い(配送するなら内のしが安心) |
| 筆記具 | 毛筆・筆ペン・太字のサインペン(ボールペンは避ける) |
ここからは、それぞれのポイントを順番に説明していきます。
水引は紅白の蝶結びを選ぶ
水引(みずひき)とは、のし紙の真ん中にかかっている飾りひものことです。
入学・入園の内祝いには、紅白の蝶結び(花結びともいいます)を選びます。
蝶結びは何度でもほどいて結び直せることから、「何度あってもうれしいお祝い」に使う結び方とされています。
出産祝いやお中元・お歳暮にも使われる、いちばんよく見かける水引ですね。
反対に、ほどけにくい「結び切り」や「あわじ結び」は、主に結婚のように一度きりであってほしいお祝いに使うものです。
ギフトショップのサイトやお店で「入学内祝い」を選べば、たいてい紅白蝶結びののし紙が自動で選ばれるので、そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。
表書きは「内祝」「入学内祝」「入園内祝」
水引の上の段に書く言葉を「表書き」といいます。
入学のお返しなら「内祝」または「入学内祝」、幼稚園・保育園の入園なら「内祝」または「入園内祝」と書くのが一般的です。
どれを選んでもマナー違反にはなりません。
迷ったときは、どのお祝いにも使える「内祝」がシンプルでおすすめです。
たとえば上の子が小学校入学で、下の子が幼稚園に入園するという年もありますよね。
そんなふうに入学と入園をまとめてお返しするときも、「内祝」にしておけば両方に使えます。
名前は親ではなく子どもの名前を書く
水引の下の段には、親の名前ではなくお祝いをもらった子どもの名前を書きます。
「贈り主は私たち夫婦では?」と思いがちですが、入学祝いは子どもがいただいたものなので、お返しの名義も子どもになるわけです。
名前の書き方は、次のように年齢で分けるのが一般的とされています。
- 入園・小学校入学:下の名前だけ(例:「さくら」「翔太」)
- 中学校・高校・大学入学:名字も入れたフルネーム(例:「山田翔太」)
ただし、厳しい決まりではありません。
小学生でもフルネームで書く方はいますし、相手が名字を知らない職場の方などなら、フルネームのほうが誰からのお返しか伝わりやすいでしょう。
読み方が難しい名前ならふりがなを添えても
名前の読み方が少し難しいときは、漢字の右側に小さくふりがなを添える方法もあります。
毎年会う祖父母なら読み方は分かっているので、ふりがなはなくても問題ありません。
一方で、ご主人の職場の方や、あまり会わない親戚に贈るときは、ふりがながあると親切ですね。
ギフトショップの名入れサービスでは、出産内祝い向けに「ふりがな+漢字」の形で印字できるお店もあります。
入学内祝いでもふりがなを入れたいときは、注文前にお店の名入れ欄の説明を確認しておくと安心です。
手書きするなら筆ペンか太字のサインペンで
のし紙に手書きするときは、毛筆か筆ペンで書くのが基本です。
家に筆ペンがなければ、太字のサインペンで代用する方もいます。
ボールペンや細いペンは線が細くて見劣りするため、避けましょう。
とはいえ、今はネットのギフトショップでも百貨店でも、名前を入力すればのし紙に印字してくれるのが一般的です。
字に自信がない方や、兄弟の連名で文字の配置に迷う方は、お店の名入れサービスを使うのがいちばん確実ですよ。
入学祝いを兄弟2人分もらった!お返しののしは連名でOK?
兄弟2人分の入学祝いを同じ方からいただいたときは、お返しを1つにまとめて、のしを連名にしてOKです。
ギフト専門店のマナー解説でも、2人以上の名前を書くときの書き方がきちんと紹介されています。
ここでは、名前を並べる順番と、具体的な3つの書き方を見ていきましょう。
あわせて「1つにまとめるか、別々に贈るか」の判断の目安もまとめました。
名前を並べるときは右が上の子
のし紙に名前を並べるときは、右から順に書くのが決まりです。
リンベルののしマナー解説でも、連名は右から立場が上の人の順に書くと紹介されています。
兄弟の場合はこれに合わせて、いちばん右(または中央)に上の子、その左に下の子と書くと覚えておけば大丈夫です。
3人兄弟なら、右から長子、2番目、3番目の順ですね。
連名の書き方は3パターン
兄弟の名前をのしに書くときは、次の3つの書き方から選べます。
- 上の子のフルネームを中央に、左側に下の子の名前:例「山田翔太」の左に「さくら」
- 2人の下の名前を並べる:例「右:翔太/左:さくら」
- 水引のすぐ下に名字、その下に2人の名前を並べる:例「山田」の下に「翔太 さくら」
どれを選んでもマナー違反にはなりません。
祖父母など家族ぐるみのお付き合いの相手なら、②の「下の名前を並べる」書き方がすっきりして読みやすいでしょう。
名字も伝えたい相手なら、③の書き方にすると誰からのお返しかがひと目でわかります。
お店の名入れ欄が1行しかないときは、「翔太 さくら(右が翔太)」のように備考欄で並び順を伝えるか、入力方法を事前にお店へ問い合わせておくと安心ですよ。
連名にする?別々にする?状況別の早見表
連名にするか、1人ずつ別々に贈るかで迷ったときのために、判断の目安を表にしました。
これは決まりではなく、「こう考えると迷いにくい」という整理です。
| 同じ方から兄弟2人分を同時にいただいた | 1つにまとめて連名でOK。予算は2人分の合計をもとに考える |
|---|---|
| 上の子は入学、下の子は入園で同じ時期にいただいた | 1つにまとめて連名、表書きは「内祝」にすると両方に使える |
| いただいた時期が1年以上ずれている | それぞれの入学・入園のときに別々に贈る(1人ずつの名前) |
| 兄弟でいただいた金額が大きく違う | まとめても問題はないが、気になるなら別々にしてそれぞれの額に合わせる |
| 相手の家族構成がわからない(職場の方など) | 連名にするなら名字入りの書き方(③)にすると伝わりやすい |
1つにまとめるほうが手間も送料も少なくてすみます。
受け取る側も荷物が1つで済むので、同時にいただいたなら連名にしておくのが気楽ですね。
内のしと外のし、入学内祝いはどっち?
のし紙のかけ方には、「内のし」と「外のし」の2種類があります。
内祝いは内のしが一般的で、配送で贈るなら内のしが安心です。
違いを簡単にまとめると次のとおりです。
| 内のし | 品物にのし紙をかけてから包装紙で包む。のしが外から見えない。宅配便でものしが汚れたり破れたりしにくい |
|---|---|
| 外のし | 包装紙の上からのし紙をかける。表書きと名前がすぐ目に入るので、手渡しのときに向いている |
内祝いは本来「うちのお祝いのおすそ分け」という意味なので、控えめな内のしがなじみやすいとされています。
ギフト専門店のリンベルも、配送で贈るなら内のしを勧めています。
一方、祖父母の家へ持って行って直接手渡しするなら、外のしにして「入学内祝 翔太」と見えるようにするのもいいですね。
地域によって慣習が違うこともあるので、迷ったら内のしにしておけば失敗はありません。
そもそも入学・入園内祝いは必要?状況別の考え方
のしの書き方を調べているうちに、「そもそもお返しっているの?」と気になった方もいるのではないでしょうか。
実は入学祝い・入園祝いは、本来はお返しが必須ではないお祝いとされています。
経済力のない子どもへのお祝いなので、お返しは不要という考え方があるのです。
ただ一方で、子どもからの感謝を伝える意味で内祝いを贈るのが一般的、とするギフト専門店もあり、考え方は分かれています。
そこで、「誰から・どのくらいいただいたか」で考えると判断しやすくなります。
お返しをするかどうかの早見表
百貨店やギフト専門店の解説をもとに、状況ごとの考え方を整理してみました。
| 祖父母・両親からいただいた | 品物より、入学式の写真・子どもの手紙・電話で成長を伝えることが喜ばれやすい。品物を贈るなら相場より控えめでOK |
|---|---|
| 兄弟姉妹・親戚からいただいた | お礼の連絡は必須。内祝いを贈る家庭も多いので、相手の家に子どもがいてお祝いを贈り合う関係なら「お互いさま」で済ませる考え方もある |
| 友人・職場の方・ご近所など身内以外 | 内祝いを贈っておくと安心 |
| 高額なお祝いをいただいた | 相場どおりに返すと相手に気を使わせることも。食事会や訪問で直接お礼を伝える方法もある |
| 「お返しはいらないよ」と言われた | 相場にこだわらず、お礼状や写真、ちょっとしたお菓子などで気持ちを伝える |
どのケースでも共通しているのは、お祝いを受け取ったらすぐに電話か手紙でお礼を伝えることです。
品物のお返しは入学式のあとでかまいませんが、「届いたよ、ありがとう」の連絡は先にしておきましょう。
子ども本人からも「ありがとう」を伝えると、贈った側はとても喜んでくれますよ。
祖父母へのお返しは「成長の報告」がいちばん
祖父母からは、ランドセルや学習机など高額なお祝いをいただくことも多いですよね。
大丸松坂屋の解説でも、祖父母からの高額なお祝いは相場より低い金額のお返しで問題ないとされています。
それよりも祖父母が楽しみにしているのは、孫の晴れ姿ではないでしょうか。
たとえば次のようなものを添えると、品物以上に喜ばれやすいです。
- 入学式・入園式の写真:ランドセル姿や制服姿の1枚をプリントして
- 子どもが書いたお礼の手紙:字が書けない年齢なら、絵や名前だけでも
- ビデオ通話や動画メッセージ:遠方の祖父母にも気軽に届けられる
- いただいたお祝いを使っている様子:学習机に座っている写真など
写真はスマホで撮ったものをコンビニのプリントサービスで印刷すれば、その日のうちに用意できます。
お菓子など気軽な品物に写真と手紙を添えるくらいが、お互いに負担のないお返しになりますね。
入学内祝いはいつ贈る?時期の目安
入学内祝い・入園内祝いは、入学式・入園式が終わってから1か月以内に届けるのが目安とされています。
内祝いには「無事に入学しました」という報告の意味もあるため、式を終えてから贈るという考え方です。
入学祝いは入学式の前に届くことが多いのですが、お祝いが3月に届いたからといって、すぐに内祝いを返す必要はありません。
リンベルの解説では、入学式前に内祝いを贈るのは早すぎるので避けましょう、とされています。
時期の流れをまとめると、次のようになります。
| お祝いが届いたとき | すぐに電話や手紙でお礼を伝える |
|---|---|
| 入学式・入園式の前 | お返しの品を選んで準備しておく(まだ贈らない) |
| 入学式・入園式のあと | 1か月以内を目安に届ける。4月上旬に式があるなら5月上旬ごろまで |
| 式のあとにお祝いをいただいた | いただいてから1か月以内を目安に贈る |
| 1か月を過ぎてしまった | 遅れたことをひと言お詫びするお礼状を添えて、なるべく早く贈る |
「1か月以内」はあくまで目安です。
4月は入学準備や新生活でバタバタしがちなので、品物選びとのしの名入れ注文は3月中に済ませておくと気持ちが楽になりますよ。
ネットのギフトショップなら、入学式の数日後を配送日に指定して注文しておくこともできます。
2027年のゴールデンウィークは5月1日(土)〜5月5日(水)なので、連休前の4月中に届くようにしておくと、相手が旅行や帰省で不在のときに重なりにくく安心ですよ。
入学内祝いの相場はいただいた額の3分の1〜半額
入学内祝い・入園内祝いの相場は、いただいたお祝いの3分の1から半額程度が目安とされています。
大丸松坂屋・シャディ・リンベルなどの解説は、どれもこの範囲で共通していました。
金額ごとの目安は次のとおりです。
| 5,000円いただいた | 約1,700〜2,500円 |
|---|---|
| 1万円いただいた | 約3,000〜5,000円 |
| 3万円いただいた | 約1万〜1万5,000円 |
| 兄弟2人分で合計2万円いただいた | 約7,000〜1万円(まとめて1つでOK) |
高すぎるお返しは、かえって相手に気を使わせてしまいます。
祖父母からの高額なお祝いは、先ほどお伝えしたように相場にこだわらなくて大丈夫です。
3万円いただいたときの考え方は、別の記事でくわしくまとめています。
入学祝いに3万円もらったときのお返しの相場は?必要か注意点とマナーを紹介
入学内祝いに添えるお礼状・メッセージの文例
内祝いを配送するときは、品物だけ送るのではなく、お礼状やメッセージカードを添えると気持ちがしっかり伝わります。
お礼状に入れたい内容は、次の3つです。
- お祝いへのお礼:何をいただいたかも書くと丁寧
- 子どもの近況:入学式の様子や、学校・園での様子
- いただいたお祝いの使い道:何を買ったか、どう使っているか
この3つが入っていれば、形式にこだわらなくても十分に伝わります。
目上の方には、はがきや便箋など書面で送るのが安心です。
ここからは、相手別の文例を紹介しますね。
祖父母へのお礼状の文例
祖父母には、かしこまりすぎず、孫の様子が目に浮かぶように書くと喜ばれます。
いただいたお祝いで、学習机を買いました。
翔太は「自分の机ができた!」と大喜びで、毎日机に向かってひらがなの練習をしています。
先日は無事に入学式を迎えることができました。
ささやかですが、お礼のしるしをお送りします。
ランドセル姿の写真も入れたので、見てくださいね。
また近いうちに顔を見せに行きます。
季節の変わり目ですので、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。
親戚・知人へのお礼状の文例
親戚や知人、ご主人の職場の方には、少していねいな書き方にします。
このたびは長男翔太の小学校入学に際し、心のこもったお祝いをいただき、誠にありがとうございました。
いただいた図書カードで、本人が選んだ図鑑を買わせていただきました。
おかげさまで元気に登校し、新しいお友だちもできたようです。
ささやかではございますが、内祝いの品をお送りいたしましたので、お納めいただければ幸いです。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
敬具
3月に書くなら「早春の候」、4月なら「陽春の候」のように、時候のあいさつは季節に合わせて変えましょう。
兄弟2人分のお祝いへのお礼状の文例
兄弟2人分をまとめていただいたときは、お礼状も1通にまとめて、2人それぞれの様子をひと言ずつ入れると喜ばれます。
翔太はいただいたお祝いで買った学習机で、毎日宿題をがんばっています。
さくらは新しい通園バッグがお気に入りで、毎朝うれしそうに幼稚園へ通っています。
2人とも無事に入学式・入園式を迎えることができました。
ささやかですが、2人からのお礼のしるしをお送りします。
季節の変わり目ですので、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。
子どもが書くひと言メッセージの例
子どもが自分で書いたひと言は、どんな品物より喜ばれるかもしれません。
小学1年生なら、ひらがなで短く書けば十分です。
まいにち げんきに がっこうに いっています。
しょうた
まだ字が書けない入園児なら、似顔絵や名前だけでも立派なお礼になりますね。
入学内祝いのしの書き方まとめ
入学内祝い・入園内祝いののしは、一度ポイントを押さえてしまえば難しくありません。
最後にもう一度、大事なところを振り返っておきましょう。
- 水引:紅白の蝶結び
- 表書き:「内祝」「入学内祝」「入園内祝」(迷ったら「内祝」)
- 名前:親ではなく子どもの名前(小学生までは下の名前、中学生以上はフルネームが一般的)
- 兄弟の連名:右が上の子。同時にいただいたなら1つにまとめてOK
- のしのかけ方:配送なら内のし
- 時期:入学式・入園式のあと1か月以内が目安
- 相場:いただいた額の3分の1〜半額。祖父母は控えめでOK
いちばん大切なのは、お祝いが届いたらすぐにお礼を伝え、子どもの成長を一緒に喜んでもらうことです。
のしの細かな書き方で迷ったら、ギフトショップの名入れサービスに任せてしまえば安心ですよ。
入学式の写真や子どもの手紙を添えて、感謝の気持ちを届けてくださいね。
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