スタジオジブリの人気作品のひとつである「猫の恩返し」は、原作が「りぼん」で連載されていた「バロン~猫の男爵」という少女漫画であることをご存じですか?
アニメ映画と原作漫画の内容が違うことはよくあることですが、「猫の恩返し」の原作漫画と映画の違いを知りたくないですか?
また、猫の恩返しでは「白猫のユキちゃんは死んでいる」や「猫の国は死後の世界」といった都市伝説があるのですが、原作漫画との違いを紐解くことで、都市伝説が本当かどうかわかるかもしれません。
この記事では、
- 猫の恩返しの原作漫画と映画の違いは?
- 猫の恩返しでユキちゃんは死んでるの?
- 猫の恩返しと耳をすませばの関連性は?
についてまとめました。
「猫の恩返し」の原作漫画との違いや、都市伝説の真相が気になっている人は、ぜひ最後まで読んでください。
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猫の恩返しの原作漫画と映画の違い
猫の恩返しの原作漫画と映画では、キャラの設定や性格、物語の流れに若干違うところがあります。
中には、原作漫画には出てこない、映画限定のキャラも存在します。
ここからは、原作漫画と映画の違いを7つ紹介します。
白猫ユキちゃんの設定が違う
映画に登場するユキちゃんは、前田亜季さんが声優を担当しており、猫の恩返しの主人公であるハルが小さいときに助けた白猫として登場します。
https://twitter.com/GhibliUSA/status/1444074648065380357
しかし、原作漫画では元々ハルが飼っていた飼い猫という設定になっています。
性格も映画と比べると原作漫画のほうが少し強気です。
映画の「猫の恩返し」に馴染みのあるわたしは、強気なユキちゃんと聞くと少し不思議な感じがします。
ルーン王子が原作だと自由気まま
映画のルーン王子は、いかにも王子様という紳士的な性格をしています。
https://twitter.com/GhibliUSA/status/1390780982819688452
原作漫画のルーン王子は、映画と比べると自由気ままな性格で描かれています。
また、ルーン王子が人間の世界に訪れた理由は、映画だとユキちゃんの好きなクッキーを買うためでしたが、原作漫画は明に述べられてはいませんが、ユキちゃんの飼い主だったハルを探すためでした。
原作にナトリはいない
ナトリは映画では猫王の側近として登場します。
https://twitter.com/GhibliUSA/status/1374103596849979393
メガネをかけていてやせ細った姿が特徴ですが、実は映画のオリジナルキャラクターで、原作漫画には登場しません。
その代わりに、原作漫画には猫王の別の側近であるナトルと同じ見た目をした猫が3匹出てきます。
ナトリが原作に登場しないのは、わたしが一番驚いた映画と原作漫画の異なるポイントでした。
トトは映画ではカラス、原作ではカササギ
トトは、映画だと日中は石像、夜は動く不思議なカラスとして描かれています。
実は、トトは120年間も生きているガーゴイルという設定なのです。
ただ、映画ではカラスですが原作漫画ではカササギでした。
その証拠に、映画では全身真っ黒ですが、原作漫画では体の色が白と黒の二色になっています。
猫王の呼ばれ方が違う
傍若無人な振る舞いが印象的な猫王は、映画では「ねこおう」と呼ばれています。
https://twitter.com/GhibliUSA/status/1398383577373450242
しかし、原作漫画では「みょうおう」と呼ばれています。
さらに、原作漫画では行方不明の「はなちゃん」という王妃がいる設定になっています。
猫の事務所の場所が違う
猫の事務所は、ハルが大きな猫のムタに案内されてたどり着いた、バロンがいる事務所です。
映画では、ハルは裏路地のような場所を通って小さな街に連れていかれ、そこに猫の事務所がありました。
https://twitter.com/GhibliUSA/status/1440420573159440386
原作漫画では、猫の事務所は都会にあり、バロンは都会にあるデパートの中にいます。
わたしは、映画のような小さくて不思議な場所に猫の事務所があった方がロマンを感じます。
エンディングが違う
ハルが猫の国から脱出するという大まかな流れは原作も映画も同じです。
映画では、ハルが猫の国から脱出したところで終了します。
しかし、原作漫画では猫の国から脱出した後にユキちゃんからルーン王子との結婚報告が届きます。
猫の恩返しでユキちゃんは死んでるの?
結論から述べると、映画「猫の恩返し」だとユキちゃんは死んでおらず、原作漫画「バロン~猫の男爵」では亡くなっています。
原作漫画のほうでは、はっきりと述べられているわけではありませんが、物語を通して猫の国は死んだ猫が集まる国であることが読み取れます。
映画では、猫の国を明るいイメージにするために死後の世界という設定を変えたそうです。
https://twitter.com/GhibliUSA/status/1541058700420550657
ですので、「白猫のユキちゃんは死んでいる」や「猫の国は死後の世界」という都市伝説は、映画の「猫の恩返し」には当てはまらないということになります。
人によっては、死後の世界は悲しいものではないと思うかもしれませんが、わたしはユキちゃんが生きていてくれた方が嬉しいです。
猫の恩返しと耳をすませばの関連性
実は、ジブリ映画「耳をすませば」も原作は少女漫画であり、しかもどちらの作品も柊あおいさんという同じ漫画家が書いています。
それだけでなく、「猫の恩返し」は「耳をすませば」の主人公である月島雫が書いた小説の物語という設定なんです。
https://twitter.com/GhibliUSA/status/1489358035327885316
「耳をすませば」の大ファンである私は、月島雫の小説が完成したらどうなるのか気になるところではあったので、「猫の恩返し」で小説の内容を知ることができたことは、とても嬉しかったです。
まとめ
猫の恩返しの原作漫画と映画の違い、ユキちゃんの死亡説について、耳をすませばと猫の恩返しの関連性について紹介しました。
- 「猫の恩返し」は物語の構成は原作漫画と同じだが、キャラの設定やエンディングなど一部違いがある
- 原作漫画ではユキちゃんは死んでいるが、映画の「猫の恩返し」ではユキちゃんは死んでいない
- 「耳をすませば」の月島雫が書いた小説の物語が「猫の恩返し」
「猫の恩返し」は原作漫画と構成は同じですが、一部違いもあるので、猫の恩返しを観たことがある人も、原作漫画を読めばまた違った楽しみ方ができると思います。
また、「猫の恩返し」が「耳をすませば」の月島雫が書いた小説の物語だと思いながら改めて「猫の恩返し」を見てみると、作品の感じ方が変わってくるかもしれません。
ぜひ原作漫画の「バロン~猫の男爵」と映画の「猫の恩返し」を両方楽しんでください。
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