お正月が近づくと、気になってくるのが甥っ子・姪っ子へのお年玉ですよね。

「うちの子と同じ金額でいいの?」「兄夫婦に気を遣わせない額は?」と、スマホで調べている方も多いと思います。

結論からお伝えすると、甥・姪への目安は小学生が3,000〜5,000円、中学生が5,000円、高校生が5,000〜10,000円です。

ただ、金額そのものより大切なのは、親戚の間で額をそろえておくことと、やめる時期を先に決めておくことだと私は考えています。

2027年のお正月は、1月1日が金曜日です。

今のうちに金額と渡す人数を整理しておけば、年末のバタバタの中で慌てずにすみます。

この記事では、年齢別の金額表、人数別の総額の試算、何歳まで渡すかの線引き、負担が重いときのやさしい伝え方まで順番にまとめました。

  • 甥・姪が何人かいて、総額がいくらになるのか不安な方
  • 兄弟姉妹や義実家と、金額をどうそろえるか悩んでいる方
  • 「いつまで渡すの?」「正直しんどい」と感じている方

こんな方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

甥・姪へのお年玉の相場は年齢別でこの金額

まずは年齢別の目安を見てみましょう。

お年玉の相場は、調査によっても、住んでいる地域や家庭によっても幅があります。

ここでは、甥・姪に渡す金額を聞いた調査と、年齢別の相場として紹介されている金額帯の2つを並べて紹介します。

フィンクル編集部(プラスワン)の2024年3月の調査(甥・姪にお年玉を渡した経験のある524名)では、甥・姪に渡す金額の目安は下の表のとおりでした。

マイナビニュースの2021年12月の記事(会員504人のアンケートを掲載)にも、年齢別の相場の目安が示されています。5年ほど前の記事なので、物価の動きも考えて目安として見てください。

年齢 甥・姪に渡す金額の最多回答(フィンクル編集部2024) 相場として紹介された金額帯(マイナビニュース2021の記事)
未就学児(0〜6歳) 1,000円 0〜3歳は500〜1,000円、4〜6歳は1,000円以下〜2,000円程度
小学低学年 3,000円 3,000円程度
小学高学年 3,000円・5,000円(同率1位) 5,000円程度
中学生 5,000円 5,000円程度
高校生 10,000円 5,000〜10,000円

表を見ると、高校生は「10,000円」と「5,000〜10,000円」で、2つの資料で数字が分かれています。

5,000円と10,000円で迷ったときは、親戚の間で話してそろえるのが安心です。

迷ったときの1セット例は、未就学児1,000円・小学生3,000円・中学生5,000円、高校生は親戚の間でそろえた額(5,000円か10,000円)です。

甥・姪へのお年玉の年齢別の目安の図解(未就学児1,000円前後、小学低学年3,000円、小学高学年3,000〜5,000円、中学生5,000円、高校生5,000〜10,000円)

未就学児は、1,000円前後で考える方が多いようです。

赤ちゃんの場合はお金の価値がわかる年齢ではないので、500円〜1,000円程度や、お菓子・絵本などにする家庭もあるでしょう。

大学生・大学院生については、フィンクル編集部の調査では10,000円でした。

ただ、大学生になっても渡すかどうかは家庭差が大きいので、先に親戚で相談しておくと安心です。

この表はあくまで目安であり、「この額でないとダメ」という決まりはありません。

親戚の間で金額をそろえると、後悔もモメごとも減る

お年玉で意外と気になりやすいのが、家ごとの金額のバラつきです。

いとこ同士で額が違うと、子どもたちが比べてしまうこともあります。

ここでは、自分の子の受け取り額との釣り合い、角が立たない声かけ文例、そして甥・姪の人数別の総額のイメージを順番にまとめます。

先に全体像をつかんでおくと、お財布の準備もしやすくなりますよ。

自分の子どもの受け取り額との釣り合いも考える

「うちの子と同じ額でいいの?」と迷ったら、考える順番を決めておくとラクです。

  1. 相手の家がうちの子にくれる額を思い出す:同じくらいにそろえると、お互い気を遣わずにすみます
  2. 迷ったら同額か、やや少なめにする:多く渡しすぎると、お返しの負担をかけることもあります
  3. 自分に子どもがいない場合は、上の年齢別の目安どおりでOK

参考までに、学研教育総合研究所の2025年11月の調査では、お正月にもらった総額の平均は小学生が23,158円、中学生が29,533円、高校生が27,724円でした。

これはお正月にもらったお年玉の総額なので、1人が背伸びをして高額にする必要はないのではないでしょうか。

そろえるための声かけ文例

お正月前に、兄弟姉妹へ一言送っておくとスムーズです。

角が立たない言い方を、3つ用意しました。

  • 「今年のお年玉、小学生は3,000円、中学生は5,000円にしようと思ってるんだけど、どう?」
  • 「うちはこのくらいにしようと思ってるよ。そっちのやり方に合わせるから教えてね」
  • 「みんなに気を遣わせたくないから、学年ごとの金額だけ先にそろえておかない?」

相手に決めてもらう形にすると、押しつけに聞こえにくくなります。

夫側の甥・姪の場合は、夫から夫のきょうだい(甥・姪の親)に伝えてもらうほうが角が立ちにくいでしょう。

相談は11月下旬から12月上旬ごろまでに済ませておくと、年末に慌てません。

甥・姪の人数別の総額イメージ

次に、実際にいくら用意すればよいのか、総額を試算してみます。

下の表は、上の目安額のうち多めの額(未就学児1,000円・小学低学年3,000円・小学高学年5,000円・中学生5,000円・高校生10,000円)で単純計算した例です。少なめの額で考えるなら、これより下がります。

調査の結果ではなく、あくまで計算例なのでご注意ください。

甥・姪の人数と年齢の例 計算 合計
2人(未就学児・小学低学年) 1,000円+3,000円 4,000円
3人(未就学児・小学低学年・小学高学年) 1,000円+3,000円+5,000円 9,000円
4人(小学低学年・小学高学年・中学生・高校生) 3,000円+5,000円+5,000円+10,000円 23,000円
5人(未就学児・小学低学年・小学高学年・中学生・高校生) 1,000円+3,000円+5,000円+5,000円+10,000円 24,000円

人数が同じでも、中高生が混ざるかどうかで総額は大きく変わります。

お正月に会う予定の甥・姪を書き出して、年齢別に足し算しておくと、ATMで慌てずにすみますよ。

お年玉は何歳まで?高校卒業か社会人になるまでが目安

「いつまで渡すのが普通なの?」は、いちばん迷うところですよね。

実は、全国共通の決まりはありません。

調査では、いくつかの区切りが多く挙がっています。

NEXERと青山ラジュボークリニックが2024年12月27日〜2025年1月9日に全国の男女1,000名へ行った調査があります。

お年玉を子どもにあげている(あげていた)方に「お年玉は何歳まであげる予定ですか?」と聞いたところ、「高校卒業まで」が34.7%、「社会人になるまで」が31.4%で、この2つで約3分の2を占めました。

この調査は子どもへのお年玉の話ですが、甥・姪の区切りを決めるときの参考になります。

民法の成年年齢は、2022年4月から18歳になっています。

ただ、成人式を20歳で迎える地域もあるので、「成人まで」と決めるなら18歳なのか20歳なのかを親戚の間でそろえておきましょう。

線引き わかりやすさ 向いている家庭
高校卒業まで 卒業という節目がはっきりしている 親戚みんなで足並みをそろえたい
社会人になるまで 進学・就職で人によって時期が変わる 大学や専門学校に進む甥・姪がいる
成人(18歳か20歳)まで どちらの年齢にするか先にそろえる必要がある 法律や成人式の区切りで説明したい

大学生になった甥・姪は、アルバイトを始めたり、就職してもらう側から渡す側に変わったりします。

区切りの伝え方の例を、2つ挙げておきますね。

  • 「高校卒業のお祝いを最後にしようと思ってるよ。進学祝いも兼ねてね」
  • 「社会人になったら、もう渡す側だね。おめでとう」

最後の1回を「卒業祝い」にすると、やめるのではなく送り出す気持ちが伝わります。

区切りは、できれば兄弟姉妹と事前に相談して決めておくといいですね。

家計がきついときのやめ方・減らし方

「甥・姪が増えて、正直お財布がつらい」という声も少なくありません。

ウェブクルーが2023年11月27日〜12月3日にMoneyFixのLINE友だち1,459名へ行った調査では、お年玉が家計の「負担になる」が33.4%、「どちらかというと負担になる」が39.8%で、合わせて73.2%でした。

LINEの友だち登録者へのアンケートなので、全体の傾向というより目安として見てください。

それでもあげる理由としては、「子どもの頃にもらって嬉しかったから」が最も多かったと紹介されています。

つまり、負担だと感じながらも、気持ちで続けている方が多いようです。

無理をしてしまう前に、減らし方を先に考えておくと気がラクになります。

切り出すなら、早めに

お年玉の相談は、お正月当日ではなく、早めに切り出すのがおすすめです。

当日に急に金額を変えると、相手の親も子どもも戸惑ってしまいます。

減らす場合は、遅くとも12月中旬までにメッセージで軽く伝えておけば、お互いに準備ができますよ。

今回のお正月から変えるのが難しければ、「次のお正月から」と先に予告しておくと、さらに角が立ちにくくなります。

減らす・変える3つの方法

やり方は、大きく分けて3つあります。

  • 金額を一段下げる(例:中学生5,000円を3,000円へ)
  • 渡す対象を「小学生まで」「高校生まで」と区切る
  • お年玉をやめて、お菓子や本、図書カードなどの品に切り替える

いきなり全部やめるのではなく、段階的に変えると角が立ちにくいです。

品物にする場合は、子どもの好きなものを選べるので、喜ばれることも多いと思います。

お菓子を選ぶときは、アレルギーがないか相手の親に聞いておくと安心です。

気持ちよく伝える言い方の例

最後に、切り替えるときの伝え方の例です。

  • 「うちも人数が増えて、次のお正月から金額を少し見直させてもらえるかな?」
  • 「みんなで負担が重くならないように、金額を少し見直したいんだけどどうかな?」
  • 「今年はお金のかわりに、本を贈ってもいいかな?」

理由を短く添えて、相手に聞く形にすると、受け取る側も気持ちよく返せます。

自分は減らしたのに相手の家はうちの子に渡し続ける、という場面は気まずいものです。

そんなときは、お互いに同じ時期に見直せるよう、先に相談してみてください。

親戚に迷惑をかけないことと、自分の家計を守ることは、両立できるはずです。

渡し方のマナーと、帰省できないときの届け方

金額が決まったら、次は渡し方です。

お年玉のマナーには、公的な決まりがあるわけではありません。

「こうするものとされています」という慣習が中心なので、最低限のポイントだけ押さえておけば大丈夫です。

  • 新札を用意する:お祝い事なので、新札が好まれるとされています
  • ポチ袋に入れて渡す:お札をそのまま渡さず、ポチ袋に入れるのが一般的です
  • お札の向きをそろえる:気にする方もいるので、向きをそろえて入れておくと丁寧です
  • 4や9の金額は避ける人もいる:「死」「苦」を連想するため、気にする方もいます
  • 目上の人には渡さない:お年玉は目上から目下へ渡すものとされています

新札は、銀行の窓口で用意できることがありますが、取り扱いは店舗や時期によって異なります。

年末は混み合いやすいので、早めに確認しておくと安心です。

ポチ袋には、子どもの名前と渡す人の名前を書いておくと丁寧です。

帰省できないときの届け方

遠方で会えない場合は、現金書留で送る方法があります。

現金は普通郵便では送れないので、郵便局の窓口で現金書留を使うことになります。

手続きの流れや料金は、郵便局の窓口で確認してくださいね。

利用する郵便局の窓口の取扱時間を確認し、余裕をもって手配するのがおすすめです。

相手の親に事前に伝えて、親から子どもに渡してもらう方法もあります。

あわせて、送る前に相手の親へ一言連絡しておくと、受け取りがスムーズです。

お年玉に贈与税はかかる?

金額が大きくなると、贈与税が気になるかもしれません。

国税庁のタックスアンサーNo.4405では、個人から受ける年末年始の贈答などの金品で、社会通念上相当と認められるものは贈与税がかからないとされています。

一般的なお年玉の範囲であれば、贈与税の対象にならないと考えられます。

金額が常識を超えるような場合などは、税理士や税務署に確認してみてください。

まとめ:お年玉は無理なく続けられる形で

ここまでの内容を、ぎゅっと振り返ります。

  • 目安は小学生3,000〜5,000円、中学生5,000円、高校生5,000〜10,000円(調査や地域・家庭で幅があります)
  • 親戚の間で金額と打ち切りの年齢をそろえておくと安心
  • やめ時は「高校卒業まで」か「社会人になるまで」が目安(この2つで約3分の2)
  • 負担が重いときは、12月中旬までに金額・対象・品物の3つで見直す
  • マナーは「〜とされている」範囲で、無理のない形で

お年玉は、相場にぴったり合わせることよりも、無理なく続けられる形を見つけることが何より大切だと思います。

金額や渡す範囲は家庭ごとに違ってかまいません。

この記事の表や文例を、兄弟姉妹との相談のきっかけに使ってもらえたらうれしいです。

※調査の数字は、調査主体・時期・対象がそれぞれ異なります。最新の状況や親戚ごとの取り決めを優先してください。

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