ジブリ「紅の豚」の主人公の名前が「マルコ」と呼ばれたり「ポルコ」と呼ばれたりしているのですが、どちらが本名なのか知っていますか?
- どうして本名を違う言い方で、呼んでいるのか?
- なぜあだ名で呼ばれるようになってしまったのか?
- そもそも紅の豚はなぜ豚になってしまったのか?
理由を知ってからまた見ると違った見方になって面白いかもしれない!ということで調べてみました♪
紅の豚が好きな方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
紅の豚主人公マルコとポルコどっちが本名?
「紅の豚」で主人公を演じている豚の本名は「マルコ・パゴット」といいます。
マルコは飛行機乗りの豚で、年齢は36歳。
魔法によって豚の姿となりました。
昔は軍人でかつて部隊の中ではエース的存在でしたが、今では賞金稼ぎしています。
賞金稼ぎでは、戦争ではないので絶対殺さないという信念をもって行動しているマルコ。
そんなマルコですが、ジブリの映画では、ジーナというキャラクター以外はほぼ、全員が主人公である紅の豚のことを「ポルコ・ロッソ」と呼んでいます。
マルコという言葉を聞くことが少ないので、ポルコが名前なんだと思っている人も多くはないでしょうか?
このポルコ・ロッソはいわば、マルコにつけられたニックネームです。
マルコが映画の中では、「いいやつはみんな死ぬ」と言っている場面がありますので、マルコの本名を知っている古くからの仲間や友達はもうほとんどいないんだなと想像できますよね。
あまりにも、映画ではポルコの名前ばかり聞くのでマルコが本名なのを、劇中の中のキャラクターたちで知っている人は少ないのかもしれませんね。
どちらが本名なのかは、いろいろとちゃんとネットなどで詳しく調べてみないと真相は分からないくらいですよね。
紅の豚ポルコと呼ばれるようになった理由
それではマルコはなぜ「ポルコ」と呼ばれるようになったのか、理由を解説します。
マルコというちゃんとした名前があるのにもかかわらず、ポルコと呼ばれるのはちょっと不思議ですよね。
なぜ、紅の豚はポルコと呼ばれているのかと言いますと、ポルコには以下のような意味が込められていると言われているからなのです!
- ポルコは豚という意味
- ロッソは紅という意味
赤い飛行機に乗っている豚さんなので、そのまんまの意味をイタリア語で言うだけでオシャレな名前に聞こえますよね。
ポルコ・ロッソの名前の意味を見る限り、紅の豚の映画タイトルの名前をイタリア語ではポルコ・ロッソだからこそ本名よりもポルコ・ロッソの方が劇中ではよく聞くんだなと理解できますね。
しかし、ポルコ・ロッソには別の意味もあります!
それは「臆病もの」という意味です。
世の中からすると戦争から生き残ってたった一人でのうのうと生きているので、ポルコを臆病者として扱っていることもあるため、この名前がついたのではないかと言われています。
「ポルコ」の名前は人のことを悪くいうような言葉なので悪口であり、「卑猥な男」や「淫乱」といったようなひどい意味が込められているような言葉です。
こういった言葉を使っていることもあり、イタリアの中流階級の人達の方からは宮崎監督に「ポルコ」という言葉を映画の中で出すことを批判されたようです。
それほどまでに、イタリアではよろしくない言葉ということになりますね。
簡単に言えば、紅の豚がポルコと呼ばれているのは、その豚である見た目だけで付けられた名前でありそういった経緯があったからそういったあだ名がついたということになりますね。
イタリアの人からしたらかなり悪い意味である言葉を使っている宮崎監督ですが、ちゃんとその国での物語というのを忠実に描いていてすごいなと思います。
それにしてもジーナ意外全ての人に、悪い言葉で呼ばれているとはまさか思わなかったので衝撃です!
そもそも紅の豚マルコはなぜ豚になったの?
ここからは、マルコが豚になってしまった理由についてご紹介したいと思います。
宮崎監督に対して、「どうして豚の姿になってしまったのか?」や「最終的には人間の姿に戻れたのか?」などといったような質問をこれまでに何度か聞いている場面がありましたが、とくにこれといったハッキリとした答えを得られることができていません。
宮崎監督からしたら、そういった質問こそがおかしいんだといったような態度をしているので、はっきりとは言いたくないように回答を毎度、濁らせています。
宮崎監督ご自身がマルコが豚になってしまったという理由を、簡単にはしたくない気持ちがあるのだと思います。
しかし、マルコが豚になってしまったことについては、一切語っていないということでもありません。
映画が公開した当時の「紅の豚」のパンフレットには宮崎監督のインタビューのところに、マルコが豚であることに対していくつか発言していることが記載されています。
といった記載がパンフレットにはありました。
また過酷な戦争に対して、どちらにも仲間にはならないということを「豚になる」と表していることを見る限り、マルコが豚であることは作品のスタンスのようなものを表していることがパンフレットを見てわかります。
そしてここで最も重要になってくるのが、すでにパンフレットの前書きとして誰がどういった理由でマルコの体を豚にしたのか記載されています。
狭い来る新たな戦争を前に再び国家の英雄になることを拒み、自分で自分に魔法をかけて豚になってしまいます。
映画でマルコは、自分自身に魔法をかけて豚の姿になってます。
そう言われてみると、人間の面倒なところに対して、自分は人間ではない豚だから関係ないといったように他人事に思ったりしていて、決してマルコは自分の容姿が豚であることを嫌ってもいないし、とくにそれを治そうという気もないような態度ですよね。
その無関心である態度こそが、マルコが自分自身にかけた豚になるという呪いなのでしょう。
自分が豚の姿になるなんて絶対嫌ですが、人間でいること自体嫌になるほどの戦争って、とても今現代の自分にとったら思いつきもしないことなので、宮崎監督はすごいなと思います。
紅の豚を見ていると、宮崎監督は見ている人になぜ豚になったのか考えて欲しいのだろうなと思いました!
まとめ
紅の豚の名前は、どれが本名なのか、ポルコと呼ばれる理由について、マルコがなぜ豚になってしまったのかについてご紹介させていただきました。
マルコはポルコと呼ばれてどんな気持ちなのかとても気になるような内容でしたね。国のために戦って、生き延びて帰ってきただけであんな扱いをされるのは辛いですね。
戦争は今ではありえない話なので、わからないことも多いですが昔の戦争時代はとても過酷な時代だったのだなと思い知らされる映画でもあります。
大人向けな映画のようにも見えますが、アクションシーンもあったりするので子供も一緒に楽しめる映画です。
紅の豚がなぜ豚なのかまで考えたことがありませんでしたが、豚になった理由について知るともう一度見てみたいなと思いました!
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