少し前までは、新年の挨拶といえば年賀状が一般的でした。
しかし最近では、LINEで年始の挨拶をするという方も多くなってきています。
LINEで新年の挨拶をするとき、どんな相手にも共通して大切になるのは、「日頃の感謝の気持ち」を伝えることです!
それが伝われば、多少の間違いがあっても問題はありません。
それでも、他の人がどんな内容を送っているのか気になりますよね。
ここでは、LINEで新年の挨拶をする場合の例文や注意点をお伝えしていきます。
新年の挨拶の内容などに迷ったときなどに活用してください。
新年の挨拶をLINEで送るときに使える例文
新年の挨拶を年賀状で送る人は年々減ってきています。
企業などでも、「社内での年賀状のやり取りは廃止」と決めるところも多くなってきています。
その代わりにLINEなどのSNSで新年の挨拶をする人が増えてきているのです。
特にLINEは手軽に送れる送りやすさもあり、利用する人もどんどん増えています。
普段のやり取りならそれほど気を遣う事はありませんが、新年の挨拶となると少し身構えてしまう事もありますよね。
ここでは、相手の方との関係性毎にテンプレートをいくつかご紹介していきます。
新年の挨拶の際の参考にしてみてください。
また、できる事なら、テンプレートのままではなく、ほんの一言でもご自身の言葉を添えるようにしていただければ、相手の方への想いが届くはずです。
テンプレートを参考にしつつ、今後もより良い関係を築いていけるような新年の挨拶を一緒に考えていきましょう!
友達に使えるテンプレート
友達というのは、いつの時代も本当にありがたいものですよね。
一言で友達と行っても、日頃から顔を合わす間柄、しばらく顔を合わせていない場合など距離感は様々です。
大切な友達だから、今後も仲良くしていけるようなそんな文面が理想ですよね。
ただ、友達に送る場合にも以下の点には気を付けてください。
あまりに長すぎる文面は×
友達だからいっぱい話したい事があるのもわかります。
ただ、相手の方も新年を迎えてゆっくりしているかもしれませんので、あまり長い文章にはならないようにしましょう。
スタンプだけの送信は×
LINEにはスタンプ機能があり、日頃のやりとりであれば、手軽に使えて非常に便利なのですが、スタンプだけの挨拶では日頃の感謝の気持ちは伝わりにくいです。
可愛いスタンプもありますので、送りたい気持ちはわかるのですが、スタンプと一緒にご自身の言葉も添えるようにしましょう。
「あけおめ」「ことよろ」などの一言だけは×
長い文章がダメとはいっても、短すぎる文章では冷たく感じてしまいます。
以上の点に気を付けながら、送る相手の方との距離感によって文面も少し変えてみましょう。
〇〇ちゃん
あけましておめでとう!
昨年もいろいろお世話してくれてありがとうね
新しい年になりましたがこれからも変わらず仲良くしていこうね
この1年が〇〇ちゃんにとって素敵な1年になりますように
〇〇くん
A Happy New Year
しばらく会えてませんがいかがお過ごしですか?
今年はいっぱい一緒に時間を過ごせたらいいね
お互いの近況報告できる日を楽しみにしています
「親しき中にも礼儀あり」ではありませんが、大切な友達だからこそ、あなたの気持ちが伝わるように気持ちが伝わる文章にしたいものですよね。
親戚に使えるテンプレート
親戚と一言でいっても、いろいろな状況があります。
あまりフランクになりすぎても失礼だし、堅苦し過ぎるとうまく日頃の感謝を伝えにくいものです。
親戚に送る場合には、基本的には、この形が一番無難です。
「ご無沙汰に対するお詫び+自身の近況方向+先方の幸せや健康を願う一文」
この基本スタイルにご自身の言葉を添えていくと日頃の感謝の気持ちなども伝わりやすくなります。
それでは、例文を見ながら一緒に考えていきましょう。
久しくご無沙汰いたしております
皆様お変わりはありませんでしょうか
おかげさまでこちらは家族皆元気に新年を迎えることができております
毎日寒い日ばかりですがご自愛ください
あけましておめでとうございます
〇〇の際には、お世話になりました
おかわりはありませんでしょうか
こちらは家族が増えて新米パパママとなって毎日がよりにぎやかになりました
今年もまたお会いできる事を楽しみにしております
本年が皆様にとって幸多き一年となりますように
相手に対する気遣いに、ご自身の近況報告を添えて送ると日頃会えなくても、良好な関係につながっていくでしょう。
また、次会えた時にその話題で盛り上がることもありますからね。
それほど難しく考えず、基本の形式をご自身の状況にあてはめてみてくださいね。
上司に使えるテンプレート
上司に送る文章は気を遣いますよね。
仕事上の関係とはいえ、日頃から顔を合わせることの多い間柄です。
せっかく新年の挨拶を送ったのに、そのせいで関係が悪化なんて事にはならないようにしたいものです。
上司に対して失礼にならないようにも、以下の点には特に注意してください。
2文字の賀詞はNG
賀詞とは、お祝いの際に使う言葉のことで、「寿」「賀正」「謹賀新年」などのことをいいます。
新年の挨拶の際、「迎春」や「賀正」などがあたりますが、目上の方に送るのはNGです。
目上の方に送る場合は、「謹賀新年」「謹賀新春」「新春来福」などの4文字の賀詞を使うようにしましょう。
業務内容のことばかりになるのはNG
上司の方も、新年を迎えてゆっくり過ごされているはずです。
ゆっくり休んでいる時に、業務の内容ばかりの内容では気持ちが休まりません。
せっかくのお休みをゆっくり過ごしてもらうためにも、業務の事は内容に入れないように心がけましょう。
以上の点を踏まえて、上司の方に送る文面を考えていきましょう!
あけましておめでとうございます
旧年中は大変お世話になりました
いつも助けていただき本当にありがとうございます
〇〇課長にご指導いただいた経験を活かして今後はより一層精進していく所存です
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします
旧年中は公私にわたり本当にお世話になりありがとうございました
〇〇部長のおかげで自身の成長を実感しております
本年も変わらずご指導のほどよろしくお願いいたします
プライベートで付き合いがあるといえども、上司は上司です。
フランクになりすぎないように心がけましょう。
恋人に使えるテンプレート
恋人というのは大切な存在です。
日頃から一緒に時間を過ごすことも多いでしょう。
だからといって、以下の点には気を付けてください!
気持ちのこもり過ぎた長文は×
「大好き」という気持ちを伝える事も大切です。
とはいえ、新年の挨拶で自分の気持ちを論文のような長文で送ってこられたらどうでしょう?
逆に考えるとわかると思いますが、あまりにも長い文章は読んでるだけで疲れてしまいます。
相手の方が大切だからこそ、適度な文章で日頃の感謝やあなたの気持ちを伝えるようにしましょう。
スタンプのみは×
友達の時もそうでしたが、「親しき中にも…」です。
関係が長く続くと、お互いに空気のような存在となってしまいがちですが、だからこそ、新年という節目にきちんとした気持ちをご自身の言葉で伝えるようにしましょう。
では、大好きな彼、彼女に送る文面を考えていきましょう!
あけましておめでとう
〇〇くんと一緒に過ごせているから充実した日々を過ごせています
面と向かっては恥ずかしいから言えないけど〇〇くんには本当に感謝しています
これからも一緒に楽しい時間を過ごしていきましょう
この一年が〇〇くんにとってより良い一年となりますように
あけおめー
なかなか会う時間がとれなくてごめんね
でも〇〇の存在は本当になくてはならない存在です
淋しい想いをさせてしまうこともあるけれどこれからもよろしく
今年は一緒に過ごせる時間がたくさんとれるようにがんばる
日頃の感謝の気持ちに、面と向かっては言えない気持ちを添えると二人の関係をより深めることにもつながるはずです。
ご自身の状況に照らし合わせて文面を変えて使ってみてくださいね。
コロナ禍に使える新年の挨拶の例文
新型コロナウィルスが猛威を振るう現在、生活スタイルが変化したという人もきっと多いでしょう。
コロナウィルスが大変な時だからこそ、相手の状況を気遣いつつ、ご自身の状況報告をすることが安心にもつながっていきます。
そうはいっても、コロナの状況の中どんな文面を送ればいいのかなどは、やはり悩むところですよね。
そこで、コロナ禍でも使える文面についても例文をご紹介していきます。
自粛生活が続いておりますがお変わりはありませんでしょうか?
一日も早く落ち着いて生活ができるよう心よりお祈り申し上げます
コロナが収まったら一緒にどこかへ行きたいなー
〇〇ちゃんと一緒に楽しく過ごせる時間を願ってます
困った事などがあればいつでも頼ってね
〇〇ちゃんの健康を心より願ってます
コロナで生活スタイルに変化があったのであれば近況報告と相手への気遣いを添えて送ることで相手の方も安心できるはずです。
コロナだからと変に気負わず、自身の言葉で相手への感謝の気持ちや気遣いの気持ちを持って送ってあげてくださいね。
新年の挨拶をLINEでするときの注意点
新年の挨拶をLINEで送る場合の、それぞれの状況に応じたテンプレートをお伝えしてきました。
ただ、LINEで送る際の注意点というのもあります。
せっかく新年の挨拶を送ったのに、マナー違反だと相手の気分を害してしまうことがないように最低限のマナーは守って下さいね。
①新年の挨拶には句読点を使わない
新年の挨拶の際には、平穏な日々に区切りをつけないという意味もあり、句読点を使わない方が良いと言われています。
これは最初の挨拶に限ったことではなく、本文中にも同じことが言えます。
テンプレートの例文で違和感を感じた方も多いでしょう。
それは、意図的に句読点を省いたからです。
ちょっと変な風に感じてしまうかもしれませんが、これもマナーの一つです。
新年の挨拶は、日頃の挨拶とは違いますので、こういう点にも気を付けてくださいね。
②新年の挨拶は松の内に届くように
新年の挨拶は、1月1日〜7日の松の内の間に送るのが一般的です。
それを過ぎてしまった場合には、「寒中見舞い」として送るようにしましょう。
LINEはいつでも気軽に送れるのが便利なのですが、1日の0時過ぎに送信するのなら、友達などの極々近しい間柄の人に限定しましょう。
目上の方などに送る場合には、早くても1日のお昼過ぎくらいの落ち着いた時間に送れば、相手の方も落ち着いて内容を見ることができるでしょう。
③機種依存文字は使わない
顔文字などは、簡素な文章を彩ってくれるものですが、新年の挨拶ではマナー違反ととられる事も多いものです。
上のテンプレートの文章は、機種依存文字を使わなくても気持ちが伝わるような文面を考えてご紹介しています。
新年の挨拶では、機種依存文字を使わずご自身の言葉だけで伝えるようにしてください。
④一斉送信はしない
おもしろい動画や写真などは、友達に一斉送信で送り一緒に楽しむこともいいでしょう。
ただ、新年の挨拶においては、それはNGです。
逆に、友達から一斉送信で新年の挨拶が送られてきたら淋しいですよね?
大切な一年の始まりの挨拶だからこそ、少し手間はかかりますが、1人1人に送るようにしてくださいね。
まとめ
新年の挨拶を伝える際の下記のテンプレートをご紹介してきました。
- 友達に使えるテンプレート
- 親戚に使えるテンプレート
- 上司に使えるテンプレート
- 恋人に使えるテンプレート
- コロナ禍に使える新年の挨拶の例文
自分の言葉を伝えるのって意外に難しいですよね。
ただ、大切なのは「日頃の感謝を伝える」「これからもお付き合いしていきたい気持ちを伝える」「相手への気遣い」この3つです。
これさえ踏まえていれば、多少文章が崩れていても相手の方にあなたの言葉は伝わるはずです。
テンプレートの例文を参考にしつつ、あなたご自身の言葉を添えて新年の挨拶を送ってくださいね。